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「投資家や学生に企業の魅力が全く伝わらない。」独自なビジネスモデルを持つ企業の魅力を紐解くブランディングのご支援

~企業の魅力を会社の経営陣と言語化し、企業ブランド価値を再定義した支援~

業界:商社|支援期間:1年5ヶ月|従業員数15,000名

Project Story

化学の専門商社であるF社は、トレーディングだけでなくさまざまな領域に事業を広げていた。一方で、ビジネスが複雑になっており、自社の事業や魅力を伝えることができていなかった。その結果、学生にどんな会社か理解してもらえず、応募数が増えず、投資家からも成長性を感じられないと言われていた。

会社の歴史を隅から隅まで知り、企業の魅力を抽出する

F社から「これまで出していなかった統合報告書を、今年度初めて製作したい」というご相談を頂いた。

統合報告書とは、一言で言うと「その企業が社会にどのような価値を与えるかを、投資家をはじめ様々なステークホルダーに伝える資料」である。F社は複数領域にまたがる事業を展開しており、そのビジネスモデルの複雑さから、投資家に対してF社の事業の成長性や魅力を分かりやすく伝えるのが難しい、というのが課題であった。

JBAは統合報告書の制作を進めるにあたり、500ページほどある企業の歴史がつまった100年史を読み込み、 時代ごとに生み出してきた世の中に提供した価値と、企業の成長過程を抽出。企業の魅力とビジネスモデルの言語化・視覚化を行なった。

また、製作を進めている最中、F社内でコーポレートサイトも新しくリニューアルしたいという話が持ち上がっていた。JBAは統合報告書の製作の際に抽出した企業の魅力は、コーポレートサイトでも発信すべきだと考え、サイトのご提案も行った。JBAのほかにも複数社の提案があったが、「F社の成り立ちから事業まで深く理解している」という他社にはないポイントが評価されご発注頂き、支援の領域が広がった。

経営陣、海外子会社を巻き込むプロジェクトへ

しかしながら、統合報告書やコーポレートサイト製作を進めるにあたって、致命的な問題が立ちはだかった。それは、F社の「事業の独自性」や「将来目指すべき姿」といった、企業ブランディングにおいてコアとなる部分が言語化がされていないことだった。

全ステークホルダーにF社の魅力を伝えるにあたって、企業のコアの言語化は必須だと考えたJBAはF社の会長、社長をはじめとした役員陣を巻き込み、企業ブランドの再定義を行った。役員会議のファシリテーションをJBAが取りまとめ、「B社はどんな企業なのか」「10年後、20年後、どうなっていたいか」の議論を役員陣と共に行った。JBAが客観的に捉えたB社の企業価値を踏まえ、経営層の意見を取りまとめることで、改めてブランド価値を定義できた。
さらには、海外のグループ会社にも現地訪問し、各グループ社長に対してもヒアリングを実施。グループ全体まで含めた全体ブランディングの土壌が整った。

投資家だけでなく、学生、社員にも伝わるコンテンツへ

言語化したF社のブランド価値を基にした、統合報告書、コーポレートサイトの作成を進めると同時に、JBAはB社の採用活動支援にも着手した。F社は伝わりにくいビジネスモデルが故に学生に対しても魅力が発信しきれず、致命的な人材不足に陥っていた。ここまでの支援で蓄積されたB社の企業情報をもとに、事業概要や仕事内容、企業ビジョンなど学生に伝えるべきB社のポイントを整理。様々なメディアを通じてB社の魅力を伝える採用広報施策を構築中である。

世の中の企業は今後生き延びていくために、様々なステークホルダーに対して、正しく企業の魅力や目指すビジョンを正しく発信していくことが不可欠である。JBAは、F社の全方位に向けたコミュニケーション発信を伴走させて頂き、F社の社会に対する価値提供を加速させるご支援を継続中である。

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