私の弱さ#1 ~自分の気持ちに鈍感~

私の弱さは、自分の気持ちにかなり鈍感なところ。
生い立ちを少しだけ。
私は一家の長女として誕生した。4歳の時にはかわいい妹も生まれた。
私はそのころから着実に我慢が得意になってきたみたい。
物欲しそうな妹を見て、食べたいお菓子を譲ってあげる。
妹のお世話につかれた親を見て、私は元気でいようとする。
「迷惑を掛けないこと」が私の愛情表現であり正義になった。

迷惑をかけないこと


私が身に付けた迷惑を掛けない方法は、自分が我慢をすることだった。
この術を自然と身に付けてしまった今、とても大変。
何といっても、自分の気持ちに鈍感になってしまった。
ずっと誰かの気持ちを優先して生きてきたから。
今更、自分の気持ち?みんなが平和に過ごしていればいいんじゃない?
なんて思ってしまう。
私の気持ちがどうかはさておいて。なんだ。

このことに気が付いたのにはきっかけがある。
最近私には彼氏ができた。とってもかっこいい人。
彼の考えていることを聞くと、とても素敵な人だなと何度でも実感する。
そんな彼は多忙。そんなところも好きなわけで。
でもここで、迷惑をかけないことが愛情表現の私、
「我慢」を発揮しちゃうんだよね。
忙しいなら会えなくても仕方ないよね。って。
なんだか自分に言い聞かせている気分。
もっと会いたいなって思うのに。

帰り道だけ一緒だったある日、
「今日はやることあるから直帰しなきゃ。」
そう言われた。
私は、
「わかったわかった~」
なんて強がった。
今振り返ったら、寄り道してお話したかったな。もっと一緒にいたかったな。なんて思う。(できるかは別として。)
そう、この気持ちは彼には伝わっていないの。
私は言ってないんだから。
でも、わがままな私は、
彼は一緒にいたいって思わないのかな?なんて
彼に求めてしまってたことに気が付いた。
待って待って、私が伝えてないのに相手に求める筋合いなくない?

こんな風に、自分の気持ちを抑えることが得意になってしまった私は、
彼氏に対してこんなちょっとの気持ちですら言えていないみたい。
これって、相手から見たらめちゃめちゃわかりにくい。扱いにくい。
気付いてしまった。
迷惑をかけないつもりが、迷惑をかけているんじゃないか。

迷惑をかけないつもりが迷惑をかけている

私は、一緒にいたいということ=わがまま だと思うから、
自分の気持ちに気づかぬふりをして言わないでいたんだと思う。
でも、一緒にいたいという”私の気持ち”を伝えることはむしろ、
仲を深めることができるコミュニケーションなんじゃないか。

我慢をすることが、むしろわがままだった。
それは、こころのどこかに、
私の寂しさをわかってほしい気持ちがあるから。
これは私がなかなか向き合ってこなかった本音だった。
私も、寂しいときに寂しいって言いたい。頼りたい。
分かってほしいなら、まず私が伝えるべきだ。
せめて、一緒にいたいと思う彼氏ぐらいには、
こんな私の気持ちもさらけ出せたらな。

私の気持ち

いままで蓋をしてきた自分の気持ちは、
自分と向き合っていく中でもっと気付いてあげたい。
いままでずっと我慢してきたんだから、
すぐに自分の気持ちが言葉にできるなんて思わない。
でも、自分の気持ちが乗った言葉を伝えたい。
自分のうれしい・楽しい・悲しい・辛い、を言葉にしたい。共有したい。
だからまずは自分で自分の気持ちに気づいてあげよう。
「私はどう思う?」


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