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大宇宙(全)と小宇宙(体)の絶えざる連動の凄さ!

 我われはどうしてこの世に誕生したのでしょうか。誰しもこれまで何度となく頭に浮かんだ素朴な疑問ではないでしょうか。そこでいつも考えるのは、どのように宇宙は誕生したかということです。ちなみに、「宇宙」という用語は、「宇」は空間、「宙」は時間を表し、「時空」の概念としてかつて中国で考えられました。これまでも、そして現在も宇宙に関しては多くの観測や研究などが進められ、徐々にその実態が明らかになってきたとはいえ、その知り得る範囲は宇宙全体の5%ほどにも満たないのではないかとさえ言われています。いろいろな書籍や学術的説明などに接しても、私にはどうしても理解が難しいのは、やはり宇宙のはじまりに関しての説明です。なかでも「ビッグバン理論」とよばれる、ロシア出身のアメリカの物理学者ジョージ・ガモフが考えた説です。宇宙が時空ともに膨張し続けているということは、それを逆に遡っていけば宇宙誕生の瞬間があり、宇宙のあらゆるものが一点(これを限界点とも)に詰め込まれた状態を想定し、ある時?何らかの?理由で、甚大な=big ビック 爆発=bang バーンが起こったと考えました。ちなみにバーンは爆発音を意味しますが、そもそも宇宙は真空であり、そのような音はしないはずです。しかしながら、その後も「火の玉=ビックバン」という言い方が定着してきました。いずれにせよ、それまで「無」であった状態から突然爆発が起きて「有」が生じたという説明は理解し難く、さすがに最近の研究では、ビックバン以前に宇宙が生じていたのではないかと考えられてきており、例えばそのなかで「インフレーション理論」なども登場してきています。

 さて、このように我われをとりまく、宇宙、太陽、地球、そしてヒト(人類)に関してはまだわからないことも多く、不思議なつながりも少なくありません。以下に、一例を挙げますが、これは一般的にも言われていることでもあります。
 まず、太陽は一分間に18回の熱放射を行っていますが、地球上の海では潮の満ち引きを18回繰り返し、人の呼吸も一分間に18回を繰り返しています。
 地球は太陽の周りをおよそ365日かけて回りますが、人の平均体温は36.5度、これは18の2倍にあたり、平常時の心臓の脈拍数は72(36.5のおよそ2倍)、その72の2倍の144は平常の血圧の範囲とされ(現代ではこの数値は高いですが)、144の2倍の288は胎児が母親の羊水に包まれている日数と同じです。また、中国医学でいうツボ(経穴)はおよそ365(厳密には361個、見方をかえれば約700もあるそうです)を数えます。
 地球と人体で言えば、海は約70%・陸地は約30%に対して、我われの身体も水分は平均70%で、年齢によってその比率が低下していくようですが。このように、宇宙と我われ(特に心身)はいろいろな点でつながっていることが想像できますよね。それは、まさに大宇宙に対して、我われ自身が小宇宙を体現しているのかもしれません。まだまだわからないことだらけの大宇宙に対して、我われのそれぞれの小宇宙も知り得ないことは少なくありませんが、少しでも知ろう、学ぼうとする好奇心はいつまでも持ち続けたいものです。みなさんはどのように考えますか。

くりおんだ 人生塾 柳緑花紅

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