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People who do not mask マスクをしない人の日常観察

令和2年4月10日金曜日午前9時〜11時に、仙台市青葉区上杉の事務所から、宮城県庁を横目に見て本町・錦町公園を経由して広瀬通に出て、仙台AERから仙台駅前、そして仙台駅前商店街から名掛丁商店街へ【中央通り商店街】クリスロード商店街・大町商店街・サンモール一番町・ブランドーム一番町・一番町4丁目商店街・仙台市役所・宮城県庁と商店街の様子を見ながら歩き回った。今日の目的は新型コロナウイルス感染症の影響下、仙台市中心部商店街の行き交うに人々を観察しつつ、商店主の皆様にお会いすれば新型コロナ支援対策の情報提供や意見交換をしたいと想い歩いた。

このような状況下、行き交う人は確かに居ル訳である。職場に向かう人、目的があって歩く人・何げにショーウインドーを見つつ歩く人、荷物を持ち足早に歩く人。イヤフォンをして宙を見て歩く人、内装工事の人・花屋さんで働く人。たばこ屋さんの前で紫煙をくゆらせる人々や商店に荷物を運ぶ人。そこには様々な人がいた。

事務所を出てから帰着するまでの間、私は一人ずつ観察をすることにした。対象者は【マスクをしない人】と決めた。

その人がどんな背景を持つ人なのかは、一意見したぐらいではとてもとても見果てはつかないが、印象というものは残るものなのだ。年恰好はそんな中の有効な情報源となる。

事例1 年恰好は70歳前後の白髪の男性 濃紺のトレンチコート 同系色の中折ハットを被る 革手袋 カバンの類は持たず 一見してスマートな紳士然 お金があるんだろうなあという風情 歩速は緩い マスクはしていない。

事例2 65歳前後の男性 スエットのようなゆるい灰色の上下 黄色い半透明なビニール袋に箱状のものを入れてに下げている 独り言を言いつつすれ違う リタイヤして毎日街を歩くようなパターン化したルートを持つ印象 歩速は緩い 年金のみの暮らしで仕事はしていない風 マスクはしていない。

事例3 20代後半女性 GU STYLE STUDIOのおすすめ商品のようなコーディネートか Iラインワンピース・ノースリーブにシアーオーバーサイズブルゾンを羽織り ダッドスニーカー ボリュームフープイヤリング
クリアミニショルダーバッグ カバーソックス 見た目は独身風 イヤフォンから流れる音楽を聴きながらウインドーショッピングでもしている風情 歩速は緩い マスクはしていない。

事例4 30代後半男性 一見してビジネスマン 濃紺のスーツ トートバッグは皮革製 メガネ スマートフォンを気にしつつ足早に営業先か商談先の目的地へ向かう雰囲気 歩速は速い マスクはしていない。

事例5 50代女性 一見して買い物に来た風情 買い物に使うエコバッグは布製でいわゆる仙台で人気に火がついたという「ミカサバッグ」風 よそ行きの洋服ではなく自宅でくつろぐ格好のベージュのセーターとグレーのロングスカートに同色のコートを羽織る パートはしているが今日はお休みか 歩速は緩い マスクはしていない。

事例6 一見して遊び人風の3人組 午前中の早い時間だが夜の風情を醸し出している よれたジーンズ 派手めの龍のようなプリントTシャツ スカジャン風のブルゾン シニーカーはかかとを潰してはく 髪型は皆決めている 無精ヒゲが伸びて見える 歩速は極めて緩い 時に立ち止まり話し込む様子 パチンコ屋さんやガールズバーにいかにもいそうな遊び人風 マスクはしていない。

事例7 40代男性 カジュアルな紺のジャケットにグレーのパンツ・ワイシャツは紺と白のは版狭いストライプ 髪型は側面を刈り上げハードジェルで決めた仙台刈り風 薄くお洒落な髭 革靴は濃いキャメルでツマ先が尖ってピカピカ 仕事中に移動か 加熱式電子タバコをせわしなく吸い込むつつ 歩速は多少速く マスクはしていない。

事例8 60歳前後男性 髪に白いものが目立つ こぎれいな背中に大きなロゴがつく濃紺の作業服 下には白いワウシャツを着込んでいる スニーカーは目新しい 手に手袋をして荷物を持ち作業へ向かうか配達か 定年退職して新たなる仕事場で一所懸命に働く大人の男感 歩速は速い マスクはしていない。

事例9 60歳代後半男性 長髪で白髪頭は禿げ上がる部分以外は毛量が多く髭も白い 茶色いパンツはタータンチェックなコート生地のよう 赤いチェック柄のボタンダウンシャツの上にはグレーの毛糸のベスト 靴は茶色い革靴で高級感漂うが使い込んだ感 今、自分の商店を出てきて、隣の商店街の友人お店の主人との情報交換に向かうという風情 顔の色艶も良く ふくよかなお金持ち風な印象 歩速は速い マスクはしていない。

事例10   学生17歳の男女の二人組 普段は学生服にセーラー服を着ているが、今日は多少のお洒落感 男性は細めの紺のパンツに真っ白い真新しいスニーカー 白いワイシャツに濃紺の毛糸のベストにショート丈のグレーのコート バッグは持たない 髪型は少し長めの今朝朝シャンしましたというようなサラサラ感 笑顔が印象的 女性はWEGOで揃えました感 ストリートカジュアルをベースにトレンドをほどよく取り入れた学生でも買える低価格が魅力な女子中学生の鉄板的なブランドで固めました感 デート感が笑顔と向いている目線に感じる 歩速は極めてゆるい マスクはしていない。

移動距離:5,8キロメートル  歩数:8,257歩 カロリー消費:350cal  きょうびはスマートフォンを持ち歩けばアプリケーションで経路や撮影した写真、立ち寄った場所や滞在時間など、履歴を確実に記録してくれる便利な世の中で、プライバシーをかき集めてビッグデータ化する企業にまんまと乗せられている感は否めないが、利便性は極めて高い。GoogleマップやLinkx arukuは超便利なアプリケーションで、行動履歴を証明できる今の時節柄風に言えば大変役立つツール。

昨年の交通量のデータだが、2019年5月25日金曜日の結果【調査地点(7 地点)平均 38,794 人、             

https://www.sendaicci.or.jp/petition/upload_images/2019tsuukouryou.pdf   【情報ソース:仙台市中心部商店街交通量】

今日歩いた中で人が行き交う【38,794人÷11時間×1,5時間】=5,290人中、101人のマスクを着用していない人に会った。総数の約0,019%となる。このマスクをしていない比率の数字が多いのか少ないのかの判断は出来ない。

【マスクをしない理由】 この度、全国10代~60代の男女1,083人を対象として、新型コロナウイルスへの対策方法やその感染拡大により生活にどのような変化が生じたのか調べる調査が行われた。その結果は 

対策しようとしても物資がない<マスク・消毒液>など 22,1%  

どう対策して良いかわからない 20,0%   

自分は感染しないと思っている 18,3%  

外出しないから 17,9%  

今更対策しても手遅れだから 12,4%   

対策するお金がないから 4,2% 

その他 5,1% 

タイミングを計って対策する 52,9%

今後も対策しない 33,2%    

すぐにでもしたい 13%

マスクの着用  88,2%   

手洗いうがいの徹底 85,3%

人混みを避け会食をしない 68,9%

情報ソース https://general-research.co.jp/report21/

【想像力と予防】 マスク不足解消をなくそうと一時厚生労働省のサイトでは「屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる予防効果はあまり認められていません」と書き、WHO(世界保健機関)も予防にはマスクは不要だと呼びかけている。咳や熱などの症状がない人はマスクをしなくていい、その分、マスクを症状がある人にまわせということだが、症状がなければ着用しなくていいのだろうか。それには疑問がある。

 冬の時期、芸能人のオフショットをみると、みなマスクをしている。あれは顔を隠すことよりも、なによりもインフルエンザにかからないように身を守るためだ。俳優や女優が撮影中にインフルエンザにかかったら、それこそ大きな損害が発生する。彼らは健康管理のプロであり、そのためにマスクを着用するという。

PCR検査をせずに自分が罹患していない、と確実に言える人が今ここにいるのだろうか。要は万が一にも自分が罹患している可能性があるから、大切に思っている家族や友人に病を罹患させてはいけないという、想像力が要求されている気がしてならない。少ないマスクを大切に、毎日手洗いして使いまわそうと、それでもやっぱりマスクをした方が良い、と私は思う。



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