定年退職ブログ

昨年末に定年退職した。
職場にあまり好ましくない人間関係を抱えそれに長い間耐えていたので、職場を離れて寂しくなるとは思わなかったが、そうでもなかった。
今年に入ってから、知人と言葉を交わすことが無いことが大きな変化かと言うと、仕事に関する会話が無くなっただけで、大きな変化は仕事上のメールとかチャットが減った位で、退職前と比べてそれほど著しく変化したことは無い。もう組織に所属していないので、SNSでどのような政治的発言をしても自由だ。でも実名で政治的な発言はしていない。
匿名でも同じ信条の人と絡む事は決して難しくない。
それでも、ちょっと鬱気味になっているのはたぶん環境の変化に対応できていないのだと思う。
僕のような老人は少なくないと思う。
もっと具体的な問題を抱えた人は少なくない。
友人がいないわけでないが、僕の周りに僕と同じ一人暮らしの老人を知らない。知り合う機会もない。知り合っても友人になれるかどうかわからない。
友人になるというのは難しい。選択肢が無く、例えば孤独に耐えるより人間関係に耐えたほうが苦痛が少ないという選択肢で好きでもない人と付き合っている人はいると思うが、それは僕の基準でいうと別に幸福ではない。
それでも個人的に、一人で何か活動するモチベーションが少ない。
ここら辺はやはり資本主義社会に毒されているのだと思う。
会社に属さなければ、この洗脳の様なものも少しづつ解けるのかもしれない。社会に属すると、個人の基準よりも組織のルールが優先されるし、個人の基準は表に出さないほうが無難なケースも多い。
それでも今は問題の多い時代だと感じる。
今年はよりおおきな変化が予想される。
それは短期的にはあまり楽しくない経験のような気もする。
しかし、その変化も選択できるものでは無い。
僕の立場はそれでも個人の基準を選択できる立場だ。
だからこの状況が許す限り、今年はこの変化に対するリアクションをブログとして残して記録しようと思う。

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