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ライカM10を買う

美容師を続けていると、ヘアスタイルを撮ったりと何かとカメラとの関わりが増えてきます。

僕自身もそんな流れで、一眼レフを購入して、あれやこれやとカメラが増え趣味にまでなってしまいました

カメラ歴もそこそこになってくると、ライカなるカメラを意識する様になるんです

『なんだこの写りは⁈』って感じで

そして、値段を見ると焦ります

憧れのM型ライカ

2017年までさかのぼります

当時調べまくってM10が発売するって事で購買意欲は最高潮

しかし予約で数ヶ月待ち

予約するってなるとびびって
中々出来ない

欲しいけど高い!

まだ少し悩みがあったのかも

そんな中、撮影の帰りにダメもとで

ショップに行ってみました

はじめてのライカショップ

シンプルで洗練されてる店内

眩し過ぎるほどのライカマーク

ディスプレーされたカメラやレンズ

上質な店員さんの接客


僕はお菓子でも買うかのように質問しました

『M10ありますか?』

もちろん答えは

NO

そりゃそうだ、予約待ちって
知ってましたから

わかっていたけど、もしあったら買おうと、なかったら買わないって

神任せな感じで運試し

だって当時の気持ちだと

こんな高いカメラ買って大丈夫?

とか

自分にほんとに必要?

とか

色々ぐるぐる頭の中で回っちゃって

きっかけを探してる状態


自分の周りにもM型持ってる人
誰もいないし


ちょっとわけわからなくなる訳です


『予約されますか?』って

店員さんが言うもんだから
つい

『なかったら、買わないです、あったら買おうとと思ってました』

って

ちょっとやな客状態だったかも


まぁ

まだライカはやめておこう

きっと舞い上がって欲しくなっただけだ

って安心感もかんじながら

自分にいい聞かせて帰ろうとした時

『少しお待ち頂いていいですか?』

って引き止められ

奥に消えた店員さん


少しして戻ってきてこういいました


『実は買うのに悩んでるお客様がいまして(知り合いらしい)、一応仮予約で一台押さえてまして、欲しいお客様が来たと伝えたら、その方に先に売って下さいとの事で、どうされますか?』

こんなニュアンスの会話でした

もうびっくり‼️

メーター振り切りました!

『ほ、欲しいです!』


急に舞い込んできたライカM10


気づいたらズミクロン50と一緒に

首から下げてました


そんなドラマチックな出会いのM10
ローンでしたが

買って良かった


大袈裟だけどM10は価値観を変えてくれて


生き方すら変えてくれました



ファーストショット

あの時譲ってくれた方

は誰か知りませんがありがとうございます。


その日からライカ人生の始まりでした

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