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一歩前進。フリースクールという選択肢。

変わらずの楽しい不登校生活中の娘が13歳の誕生日を迎えました。
時間が経つにつれて、「学校に行けなくてごめんなさい。制服着れなくてごめんなさい。部活の物を揃えたのに行けなくてごめんなさい。教室に入れなくてごめんなさい。」ワタシたち親、学校の先生や同級生に対して、行けない自分への罪悪感が少し減ったように思います。自分からそうなりたかった訳ではないとわかっているから、気持ちが落ち着いて良かったと思っています。

冬休みに入る前、文化祭があると先生からお知らせがあり、悩みに悩んで、みんなから一歩離れてだけど、見に行くことにした彼女は、すごいテンションで帰ってきました。話を聞くと、先輩たちや同級生の姿を見てパワーをもらった、感動したと目をキラキラさせながら教えてくれました。
そしてその夜、ベッドの上で携帯を前にして正座している彼女がいた。何度も何度も、携帯を手に取っては置くを繰り返す。
気になりすぎて、どうしたのかと聞くと、「文化祭を見て感動したこの気持ち、ありがとうの気持ちをみんなに伝えたい。けど、ラインを送って誰も返事をしてくれなかったらと思うと怖くてボタンが押せない」と。
そうよね、怖いよね。
でも送らなければ、どうなってたのか逆に気になって眠れないと思うから、勇気を出して押しちゃえとアドバイスしました。例え返事がなくても、それはそれで次の道へ向うサインかも知れないから、その時はママも一緒に泣くなり、笑うなり、叫ぶなりしてあげるよと笑いながら言って、その場を離れました。
数分後、すごい勢いで走ってきて、送った!そしたらね!返事きた!みんなから返事きた!忘れられてなかった(泣)と嬉し泣き(笑)
勇気を出したあの日から彼女の中で何かが変わった。もちろんすぐ行けるようになる訳ではないが、授業に出ない分やっぱり遅れていってるのは事実。学ぶことを辞めたい訳ではないという彼女は、フリースクールという道を選んだ。

学校から学習センターという場所をススメられて見学に行きましたが、ワタシも彼女も違うと感じました。不登校になる理由は様々で、学習センターはダメとは思わないが、彼女のような理由で学校に行けなくなった子には、固くて暗くて逆に病みそうになる場所だと思いました。
前向きになれる場所が必要だと。

フリースクールという選択をした彼女、学校に通うこと、教室に戻れることを諦めた訳ではありません。今でもどうやれば戻れるのか答えを探し続けています。その日までは、他のみんなから離れすぎないようにフリースクールで勉強していく、それが今の自分にできる精一杯のことだと。親として、その答えを尊重し応援していきたいと思っています。

一歩ずつ前へ。
未来に向かっていこう。


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