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ジロリンタン備忘録211128

 やっと、見出しの画像が決まった。
 マルタの鷹協会報フライヤーの画像を選んで決めるときもそうだが、この備忘録の見出し画像を決めるときも、結構時間がかかるのだよ。

 先週、『クーリエ:最高機密の運び屋』が近くの映画館で上映されるというので、観に行った。前評判はあまり読まないことにして、ちょうど上映時間がおれの都合に合っていたので、期待しないで観た。
 1962年のキューバ危機のときに、アメリカとソビエト連邦の関係が緊迫していた。ソ連のフルシチョフ首相がミサイルの発射ボタンが今にも押しそうなので、ソ連の情報局GPUの高官がアメリカに情報を流そうとする現実にあった話だ。その高官と連絡を取るのがイギリス人のセールスマン、グレヴィス・ウィンだ。
 グレヴィスに扮するのが、ベネディクト・カンバーバッチだ。カンバーバッチは主演でもあり、製作総指揮の1人でもある。カンバーバッチは、テレビ番組<シャーロック>で一躍人気俳優になって、最近は1年に2作以上の映画に出ているね。
(新作『パワー・オヴ・ザ・ドッグ』では、共演者の女優カースティン・ダンストとは映画の中でも外でもお互いに毛嫌いしていたということで話題になっている。)
 カンバーバッチが刑務所に閉じ込められ、年月が経つと、頰がげっそりと痩せこけているところが衝撃だった。カンバーバッチはそれを承知で主演を務めたのだろう。CIAの女性諜報員を演じたレイチェル・ブロズナハンは最近よく聞く名前だと思っていたら、TV番組の<マーベラス・ミセス・メイゼル>でエミー賞をもらっている女優なのか。なるほど。アマゾン・クライムで第1話を観たけど、ニューヨークのヴィレッジが舞台なので、おれ好みの番組だけど、ゆっくり観ている暇がないのが残念だ。映画の中で、CIAのブロズナハンの上司に扮する男優のガラガラ声はどこかで聞いたことがあるぞと思って、あとで調べたら、TV番組の<マダム・セクレタリー>で大統領首席補佐官役の男優で、またまた調べたら、ゼリコ・イヴァネクというらしい。
 まあ、フルシチョフがミサイル発射ボタンを押さなくてよかったね。でも、どうして今頃、こんな映画を製作したのかなあと、おれなりに推測してみると、2020年には、まだアメリカでは45代目大統領がいて、ミサイル発射ボタンを今にも押しそうな瞬間があったと、側近の男が証言している。とにかく、大統領や首相を選ぶときは、面白半分で選んだら、ブレグジットのような悲劇が起こるから、充分に注意しよう。

 先週は、個人的に大変だった。2週間ほど前から、左の顎の筋肉に違和感を覚えたのだ。口を大きく開けると、少し痛いのだ。破傷風だったら、開口障害を起こすのではないかと心配した。
 それまでは問題はなかったのに、どうして突然、左の顎に痛みを感じるのかと考えてみた。一番可能性があるのは、最近、舌鳴らしのせいかもしれない。
 そとに出かけるときにマスクをつけながら、口笛が吹きにくい。吹けないことはないが、口を覆っているマスクのせいで、まともにいい音が出ない。高校時代から一人歩きをするときは、口笛を吹くことが多い。おかげで、アドリブも思ったとおりに吹けるのだが、音は高校時代のときのほうが安定していた。
 最近はマスクのせいで、口笛が吹きにくくなった。それで、チッチッと舌を鳴らしたときに、音程が変えられることに気がつき、口笛を吹くかわりに、舌を鳴らしながら、音階を作る練習をしていた。大きい音や、高い音を鳴らすときには、とくに舌や顎の筋肉に力を入れる。それで、かなり上手くなったので喜んでいたのだが、急に顎を大きく開けたり、横に広く開けたり、口を前にとんがらせるときに、痛みを感じるようになった。
 ちょうど、歯医者で定期的な歯の掃除をしてもらうときに、その話をすると、顎の筋肉に弱い電流を流して、筋肉をほぐしましょうということになり、20分ほど弱い電流を流してもらった。電流と言っても、電気風呂のようにビリビリというものではなく、ときどきピクピクと筋肉に刺激を感じる。
 一回では痛みが取れないので、また歯医者へ行くことになっている。良い子のみんなも、悪い子のみんなも、真似しないようにしましょうね。おれの楽しみの一つがまた奪われてしまった、あ〜あ!
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