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『0→1できる能力』を考える

『0→1ができることこそが最も重要なスキルです』

 そんなことを言われたのは、大学院生の夏休みに某メガベンチャーのインターンに参加した時のことでした。
 『このインターンを通じて0→1の能力を発揮できる可能性がある方には内定パスを出します!』
 そんな風に言われた私はこう思いました。

  1. すなわち、0→1の能力がある人に入社して欲しいという採用方針

  2. ということは社内の人はほぼ0→1の能力を持っている方ばかり

  3. なのに売ってるのは手垢の付いたERP製品?なんで?

 それからというもの『0→1』の方が『1→100』よりも優れているなんてことは思うことはなくなりました。さらに言えば本当の意味での『0→1』なんて、インターンで見つけられるほど簡単なものなのか?と疑問を持つようになりました。

『0→1』よりも『1+1』

 『0→1』なんてその文字が表す通り無から有を生み出すレベルを言うのですから、この世の優れた製品やサービスなんてほとんど既存の概念の足し合わせで生まれていると思います。であるならば『0→1』なんて高尚な事にこだわるよりも、既存の概念を足し合わせて新たな価値を創る『1+1』の能力の方が実用的であり、ぶっちゃけお金が稼げると思うのです。

 では『1+1』の能力を伸ばすために何が必要でしょうか?
 やはり最も重要なものは経験量や知識量ではないでしょうか。

知識がビジネスに繋がる

 私の経験則上、優秀なビジネスマンや起業家の方は普通の人と比べものにならないくらいの知識欲を持っています。空いた時間があれば本を読んだり誰かと話したり、とにかく情報を収集しようとします。
 彼らは知っているのです。情報を吸収すればするほど自分に有利だということを。それが次のビジネスに繋がるということを。

 恐らくこれは社会人なら誰にでも当てはまることではないかと思っています。ただ質の良い情報を集めて、自分のものとするためには工夫も必要になってきます。どうすれば良いのか、それはまたの機会にお話しできたらと思います。

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