革靴:現代の軍靴


製靴産業の歴史の中の軍靴

日本で靴が製造されるようになり、製靴が産業として産声を上げたのは明治時代。それを牽引したのは軍靴の製造で、日本最古のシューメーカーである大塚製靴も、日本最大のシューメーカーであるリーガルコーポレーション(旧日本製靴)も、創業当初から帝国陸海軍向けの軍靴の製造を手掛けています。

自衛隊の靴

いまでも軍靴は製造されているのでしょうか。どのような靴が支給されているのでしょうか。

海上自衛隊については、このようなページを見つけました。幹部は男性が内羽根式のストレートチップ、女性がハイヒール、曹・士は男女とも外羽根式のプレーントゥ。幹部は夏制服と合わせる場合は真っ白なストチ・ハイヒールで、これは洒落ていますな。

https://www.mod.go.jp/msdf/hatinohe/fashion/others/shoes.html

陸上自衛隊や航空自衛隊の靴は見つけられなかったのですが、防衛省の調達仕様書がありました。男性用短靴がDSP S 5001D(3)、女性用パンプスがDSP S 5002G(3)。いずれもアッパーが牛皮、ソールがラバーでした。セメント製法でしょうかね。

https://www.mod.go.jp/atla/dsp/shiyousho.html

いまでも大塚製靴やリーガルコーポレーションが納めているのでしょうか。残念ながら、どのような会社から調達しているのかまでは見つけられず。


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