内頚動脈隔離#4:内頚動脈解離の診断



前書き

2024年5月21日、脳神経外科にて「左内頚動脈解離」と診断され、禁酒、禁煙、禁ゴルフの生活に入りました。自分も予期せぬ通告にかなり狼狽えました。

ググっても、内頚動脈解離に関する情報はさほど多くはなく、これからどうなることやら。同じような道を辿る人もいるかもしれず、自分の経験が何かの足しになればと書き残しておきます。

ただし、医師から口頭で伝えられたことも多く、記憶が定かでないものもありますので、その点は十分にご留意ください。なるべく出典は明示するようにします。

初めての脳神経外科

内頚動脈狭窄症の入院手術を確信して、頸動脈内膜剥離術(CEA)の施術数が多く、家族に迷惑をかけないように自宅近くの病院をセレクトしました。予定の調整がしやすい5月22日の午前中を考えていましたが、いろいろな情報を目にするたびに気持ちが沈むばかりなので、強引に5月21日に初めて脳神経外科に向かいます。

診察の予約はできないということで、受付開始8:00の30分前に病院入り。8:00過ぎには健保の保健センターで作成してもらった紹介状を渡して受付を済ませ、初診患者用の問診表をいただき、9:00からの診察を待ちます。

まずはあらためてMRI撮影から。健保の脳検診のMRIはSIEMENSでしたが、今回はGE。相変わらずうるさい、気持ち悪いと感じはするものの、2回目になると慣れたもので、途中から寝落ちしていました。1回目よりは早く終わったような気も。MRIの撮影が終わったのは10:00前だったでしょうか。

内頚動脈解離で禁ゴルフ!

そこからが長い。待てども待てども呼んでもらえず、ようやく医師と会えたのは12:00を過ぎた頃だったでしょうか。医師からの冒頭の質問は「これはどうして見つかったのですか?」と脳検診のときと同じ反応。こちらも脳検診のときと同様に、3月に一過性黒内障(この言葉も覚えていた)があったため、気になって脳検診を受けたら、狭窄が見つかったと説明。

すると医師が「動脈解離ですね。」と予期せぬ言葉。動脈解離は知っていたので「解離ですか?プラークではないのですか?」と問うたところ、「解離ですね。プラークだとこのような膨らみはできません。」ときっぱり。おおお、確かに膨らみがありますよ、私の左内頸動脈は。

狭窄の手前に膨らみ

「解離が発生したときに症状が出る。考えられるのは一過性黒内障だけなので、その頃に解離が発生したのかもしれない。危険な急性期は過ぎているので経過観察。1か月後に再MRI。膨らみが大きくなるようなら何か考えないといけないかもしれない。」というのが医師からの説明でした。

経過観察中は、血圧を上げないように禁酒、禁煙。自分は血圧は問題ないので、投薬はなし。「運動はしますか?」と問われ、歩くのは良いことだろうと思い「ゴルフをやります!」と元気に答えたところ、「あ、ゴルフはダメ!」と。身体を捩じる運動は患部のある頸部に負担をかけるとのことで、ゴルフだけではなく、ダンスなど激しい運動は控えて、運動はウォーキング程度にするように、とのことでした。

タバコは吸わないので禁煙は問題なし。酒も飲まずにいられないほど好きではないので受容可能。しかし、禁ゴルフはまったくの想定外。別の意味でお先真っ暗となり、脳神経外科を後にしました。

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