自分の醜態に自覚的でありたい

 どうでもいいと思いつつ、他山の石とするために、一応釣られておく。
 8割おじさん、ホリエモン風に悪ノリしたつもりなのだろうけど…

 堀江氏は紆余曲折を経て自身の名前をブランドとして高め、「堀江貴文」という名前だけで世の中を渡り歩いている。だから、公表した意見に対する責任を自分一人で背負うことができる。何を言ってもいい立場だ。ゆえに「子供の喧嘩」を世間に晒すことも何ら問題ない。
 でも8割氏は「国立大学医学部教授」というブランドがあるからこそ注目されている立場。所詮、大学という組織により生かされ、権威付けられているに過ぎない。公表した意見の責任を自分一人だけで背負うことができる立場ではない。「子供の喧嘩」を晒したいのなら、大学を辞めて在野の研究者になってからにしたら?それか裏アカでやれば?と思う。
 
 組織や肩書に権威付けられている存在に過ぎないのに、少し持ち上げられただけで何を言ってもいいと勘違いしている、そんな幼児的万能感にあふれた人間の姿ほど滑稽なものはない。
 もちろん組織に過剰に気を使うことは美徳ではない。組織の意向に反していようが、筋の通った発言ならどんどん公表すべきだ。でも、組織に権威付けされている人間が子供の喧嘩のようなつぶやきを公表するのは、カッコ悪いというか卑怯だと思う。

 まあ、こういう人、8割氏だけじゃないけどね。
 自分が何者なのか、そして自分が責任を背負うことができる範囲はどこまでなのか、きちんと意識して生きていかないと、こういう醜態をさらすことになるんだろうな。SNS上だけではなく、日常においても。
 ある程度の年齢になると誰も注意してくれなくなるから、自分で気づくしかないのだ。気を付けなければ。


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