「過去」を「ムラの掟」で断罪し「私刑」にいそしむ新聞社について

いやあ、本当に気持ち悪い新聞社だなあ・・・
一時的に課金していたことを本当に後悔している。

なるほど、マスコミによって加害者と断定された者に反論する権利はない、訴えられた被害について検証する必要もない、ということですか…朝日は、自分たちがどれだけ野蛮なことを言ってるかわかっているんでしょうかね?本当に慰安婦問題の時と何も変わってないですね。
 あと、ご紹介頂いた社説にはこんな一文がありました。「タレントの人気を笠に着て社外に圧力をかけ、批判を抑え込もうとする。もし、これまで使ってきたそうした手段がこれからも通用すると考えているのであれば、東山紀之社長ら新経営陣に職責を担う資格はないだろう。」つまり、報道機関は今まで圧力に屈してきた、ということですか…「タレントの人気を傘に着て」という表現に私怨を感じます。情けないですね。

あまりに気持ち悪いので、上記でふれている黒歴史を蒸し返しておいてやることにした。
先に黒歴史を振り返って私が思ったことを言っておく。

これら記事がでたのは敗戦から約45年後だ。当時を知る方々は、社会の一線から退いた方、既に亡くなっている方も多かった。つまり「過去」である。
過去はどのようにでも解釈できる。「自身の調査や実験によって得られたデータ」と一緒だ。だからこそ発表するには慎重な裏付け作業やバイアスの排除が必要なのだが、当時の朝日はそれを完全に怠っていた、ということだ。

もちろん、今回の件ように、「加害者」とされている人物が既に亡くなっている場合も、どのようにでも解釈できる「過去」である
だからこそ、今回の件は、本来は司法が客観的に評価すべきものだ。報道機関が私刑にいそしんでどうするの?「加害者」とされた側も、「法を超えた保障」などという言葉を使ってはいけない。一応「法治国家」なんだから、「ムラの掟」で解決しようとせず、法定手続を踏みましょうよ・・・

2020年から数年間、マスコミが「ムラの掟」を「法」より上位に置いたことでコロナ対策禍が引き起こされたというのに、本当に何も反省してないんだな・・・

日本国憲法
第三十一条 【法定手続の保障】何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。

以下、黒歴史。

1「軍関与示す資料」の記事について

「従軍慰安婦 1930年代、中国で日本軍兵士による強姦(ごうかん)事件が多発したため、反日感情を抑えるのと性病を防ぐために慰安所を設けた。元軍人や軍医などの証言によると、開設当初から約8割が朝鮮人女性だったといわれる。太平洋戦争に入ると、主として朝鮮人女性を挺身隊(ていしんたい)の名で強制連行した。その人数は8万とも20万ともいわれる」(92年1月11日付朝刊1面)

上記の与太記事についての釈明。

誤りは、慰安婦と挺身隊を混同したことです。女子挺身隊とは軍需工場などに動員した「女子勤労挺身隊」を指し、兵士らの性の相手をさせられた慰安婦とはまったく別のものです。
 また、慰安婦の数や朝鮮人女性の比率も、現在の知見に照らすと不正確でした。日本人を含めた慰安婦の総数を示す公式記録は見つかっておらず、国内の研究者の推計も変化しています。民族ごとの比率も明確な資料は見つかっていません

さらに第三者委員会より「韓国や日本国内で、慰安婦の強制連行に軍が関与したというイメージを世論に植え付けようとしたのではないか」との指摘について、以下のように苦しい言い訳をしていた。

「記事には誤った事実が記載されておらず、記事自体に強制連行の事実が含まれているわけではないから、朝日新聞が本記事によって慰安婦の強制連行に軍が関与していたという報道をしたかのように評価するのは適切でない」

2「元慰安婦、初の証言」の記事について

「日中戦争や第2次大戦の際、『女子挺身(ていしん)隊』の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた『朝鮮人従軍慰安婦』のうち、1人がソウル市内に生存していることがわかり……」(91年8月11日付朝刊社会面〈大阪本社版〉)

これは、「被害者」とされる人物の言葉を、何の裏付けもなく垂れ流したものだった。なるほど、歴史は繰り返す・・・

同記事の本文はこの女性の話として「だまされて慰安婦にされた」と書いています。この女性が挺身隊の名で戦場に連行された事実はありません
(中略)
筆者の植村隆・元記者(56)は「あくまでもだまされた事案との認識であり、単に戦場に連れて行かれたという意味で『連行』という言葉を用いたに過ぎず、強制連行されたと伝えるつもりはなかった」との趣旨の説明をしたといいます。

また、第三者委員会による

挺身隊と慰安婦の混同について、91年から92年ころにかけて両者の違いが急速に意識されるようになるまでは、「両者を混同した不明確な表現が朝日新聞に限らず多く見られたという実態があった」との見解を示しました。

という指摘に対して、朝日は完全に耳を塞いでいる。

朝日新聞は今年8月の検証記事で、この記事に「意図的な事実のねじ曲げはない」と結論づけました。

3吉田清治氏関連の記事について

さらに、詐話師の与太を検証もなく垂れ流したことについて。

朝日新聞は今年8月5日付の検証紙面で、吉田清治氏(故人)を取り上げた記事16本を取り消しました。
吉田氏は存命中、日本の植民地だった韓国・済州島で戦時中、女性を慰安婦にするため暴力を使って無理やり連れ出したと証言していました。
記事取り消しは、吉田氏の証言を虚偽だと判断したためでした。

この男の詐話をいちいち取り上げていると際限がないので、上記リンクを見て欲しいが、全く裏を取らずに記事にしていた事実に改めて愕然とする
で、誰がこの男を最初に取り上げたのか、という点については「十分解明できず」として、「初報は自分が書いた記事かもしれない」と名乗り出た元記者の弁を紹介している。

今回、第三者委員会の調べに対し、名乗り出た元記者は、証言の場となった講演会場に赴いて写真の撮影はしたが、記事執筆の点を含めて細かい記憶はないといった説明をしています。
朝日新聞は当時の大阪社会部デスクらにも取材しましたが、この初報の筆者を特定できませんでした。十分に解明できなかった点をおわびします。

「記憶にございません」とのこと。
ほんとは知ってるけど、「身内を守った」んでしょうな。

今回もこれと同じことにならなかったらいいですね、ジャパニーズマスメディアの皆さん。


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