アカデミックアップデート #18「前十字靭帯再建術に伴う神経可塑性」
まとめ
ACL損傷、ACLRそしてリハビリテーションの過程が、感覚―視覚―運動制御に関連する脳の活性変化を引き起こす可能性があります。そしてこの影響は競技復帰した後も残存する事がわかっています。そのため、変化した感覚―視覚系による膝の神経制御戦略は、新しいリハビリテーション・治療的戦略の対象となり得ます。この論文の結果を臨床的に実施する際に注意すべき点は、この研究デザインでは神経可塑性の変化が受傷後いつ起こったのか、また脳の活性変化が受傷前に存在していたのかどうかを判断するこ