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そして一緒の墓に入ろう

死んだら遺骨をダイヤモンドにしてほしい。

それがかなり最近できた漠然とした将来の夢で、実現してもしなくてもどちらでもいいほどの些細な希望です。
・お金に不自由のない生活を送る
・恋人の嫁になる
・遺骨をダイヤモンドにしてもらう(new!)
はい。
八坂のくくり猿(京都の八坂庚申堂の名物お守り)にも、他の人が「みんな健康で暮らせますように」「〇〇のライブに当たりますように」など書いている中で、「死んだら骨をダイヤモンドにしてください」という異質極まりないことを書いて結んでしまった。べつに本気でそう願っているわけじゃない。いつかのツイートで見た情報で「それいいなァ」と思っただけの話だ。
あたしが死んだら遺骨がどうなるか知る術がない。ただできれば骨を恋人に持ち歩いてほしいのだ。身に付けて生活してほしい。ダイヤモンドにして指輪にして薬指にはめて、あたしが死んでも一生あたしを想いながら他の誰とも添い遂げずにいてほしい。骨を食べてくれたっていい。食べて君の血肉になって細胞になればいい。なんでもいいから、恋人の一部になってほしい。あたしの存在が人生の一部だとか、想いが一部だとか、マァそういうのも綺麗だけど、もっと物理的に執着してくれたら嬉しい。そうしてくれたら嬉しいなってだけで、本気で頼むからお願いしますと懇願しているわけじゃない。本当にささやかで些細で大したことのない希望だ。あたしのことを忘れないでほしい。あたしがはやく死んでも(今更ですがコレ遺書じゃないです。元気です)、「どうか私のことは忘れて、縛られないで、新しく幸せな道を進んでほしい」なんて馬鹿らしい考えはできない。あたしのことを忘れるな。あたし以外の人間と新しい幸せを築くな。恋人には幸せなままいてほしいが、それを一緒に作るのはあたしで、あたし以外の人間はおまけでよろしい。

あたしが先に死んだらあたしの骨を持ち歩いてほしい。君が先に死んだら君の骨をダイヤモンドにするか食べるか、よく考えておこう。


2023-04-04