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【遊戯王MD】NR限定構築 使用デッキ記録

 昨日仲間内での定例のデュエル会においてNR限定構築戦をやったところ、結構白熱して楽しかったので、その時使用したデッキを記録しておく。

 一応説明しておくと、「NR限定構築」とは生成ポイントが余りまくってるノーマルとレアのカードのみを使用してデッキを組むレギュレーションだ。
デッキ制作の難易度が非常に低い代わりにドロー・サーチ・エースが軒並み貧弱なのが特徴。

しかし中には「なんでこんなカードが低レアなんだ?」というものもあり、縛り構築ならではのコンボが見つかったりして楽しい。

では早速デッキ紹介だ。
今回は5つのデッキを使用した。
そこまでギミックに凝ったデッキはないためサクサクやっていく。


 

◯鉄獣

 鉄獣戦線(トライブリゲード)は環境でも活躍していた強テーマだが、収録パックの関係で異常に安く、メインがすべてNRで組める。
リボルトすらこのレアリティなのはどうかと思う。
 ただその代わりリンクモンスターがルガル一択、テーマ外のビースト種族リンクも非常に少ないという業を背負っており、如何にメインが強かろうがエースがいるわけではないというNR戦の歪みを一身に受けているテーマだ。

 MD稼働当初のNR戦から組め、ほどほどの強さだったが、気づいたら驚異的な強化を受けていた。

 まずは二種の永続によって継戦能力が向上した。

 「決戦のゴルゴンダ」はどこかしらで破壊が発生するときブリガンドを落とすことで、破壊を免れながら鉄獣を増やせるインチキカードで、
 「鉄獣の死線」は鉄獣の共通効果で除外しながらリンクを出すと、今除外したモンスターを何でも回収でき、さらに鉄獣を殴るとバウンスされるようになる非常に厄介なカード。
 この2枚のどちらかでも貼れればかなり安定してリソースを回せる。

 特にゴルゴンダは「小法師ヒダルマー」の効果でマッチポンプができ、非常に胡散臭い。

 NR鉄獣のエース(笑)であった「死翼のフレスヴェイス」さんも相性の良い強力なカードが増え、飛躍的に使いやすくなった。
 なんと「ピットナイト・アーリィ」と組み合わせることでフリチェ1無効を構えられるようになったのだ。

 自ターンでも打点0にして4800パンチを放てるためハチャメチャ相性がいい。
 また、墓地にモンスターを増やしたくないため、「反逆の罪宝スネークアイ」での押し込み除去ができるようになったのも大きい。

 ズッ友のメルフィを自然に組み込めるのも大きく、キャシーラッシーから「うきうきメルフィーズ」を出して妨害を生み出せる。

 全体的にNRデッキとは思えないほどの展開、継戦能力、妨害力でやたらつよかった。

 

◯5軸戦士

 アークファイブ産の謎のレベル5戦士達の集まり。地味すぎるので全員まとめてNRにぶち込まれている。
 しかしながらNRフェスにおいてメガリスが証明したように、テーマのほぼ全部が使えるだけで最強になれる。そのためこいつらも強い。

 テーマ内の動きでやることは「覇勝星イダテン」を出すだけなのだが、
エクシーズでないと戦闘で取れない3000打点が後続確保しつつ気軽に立つのは流石に強い。
(リンクを考慮していないが、こいつを単体で越えれるのは恐竜デッキの竜絶蘭か、厳しい条件を満たしたフレスヴェイスしかいないため)

②のことは忘れてくれ

 サーチ先としては一生素材になりつづける「ジョーカーズナイト」か、めちゃくちゃ優秀な除去を飛ばせる「魔導騎士ギルティアーソウル・スピア」が筆頭。

③は使わない

 なんならイダテンそのものよりソウルスピアのほうが強い。

 また「蛮族の狂宴Lv5」と、それをサーチできる「バーバリアン0号」が何故か低レア収録なのもデカイ。ランク5戦術を無理なく組み込める。

 クインクエリは守備2800と割と硬く、こいつから処理しないと延々アドを取り続けるため非常に強力。

 先程紹介した「決戦のゴルゴンダ」がこっちにも入っているが、今回は「鉄駆竜スプリンド」を落として「スプリガンズ・キット」をSS、「烙印劇場デスピア」をサーチする用。

 NRにはろくな融合カードがないため、融合デッキにはほぼ全てこの出張セットが入ってくることでしょう。

 融合効果内蔵の戦士が数体いるのでこのデッキに関しては無くてもいいが、単純に破壊耐性が強力なのと手数を確保するため。
 また、同じくキットからサーチできるセントラルドラグマを付与したイダテンで全員殴って終わらせたいという野望により入っている。

 総じてNRに似つかわしくないパワーのカードを使用できるテーマのため順当に強い。

 

◯ライロシャドール

 ここから途端に怪しくなっていきます。

 NRなんだからライコウセットエンドが許されるんじゃないかと思って組んだデッキ。

 選んで破壊した後3枚墓地肥やしができるの弱いわけねぇよなぁ!

 さすがにそれだけではない。いにしえのパワー不足テーマでしかないライトロードをわざわざ使う理由がある。
黒い服着た犬がめちゃくちゃ強いのだ。

 選んで除外!?そんな高級除去持ってるんですかこのワンちゃん!
しかも召喚でもリバースでもよく扱いやすい。

 そして効果での墓地肥やしと相性がいいリバーステーマといえばそう、シャドール。
 さらにライロとシャドールで偶然光闇が揃ったため、カオスセットを混ぜ込むことができた。

 肥えた墓地を「コア・オブ・カオス」、「シェル・オブ・カオス」で除外することにより、「カオス・ビーストー混沌の魔獣ー」をS召喚できる。

 カオスビーストは出す過程や黒犬で除外したモンスターを回収しながら3000打点でビートでき、死んでも無限に蘇ってくるバケモン。地味にフェリス+黒犬とかでも出せる。
 
 こいつでリソースを確保しながら何度も何度も犬ズやシャドールの除去を使い盤面を荒らしていくというコンセプト。

 「ドラゴンメイド・ラドリー」も大真面目に採用している。

 針虫の巣窟すら使えない修羅レギュレーションのため本当に選択肢がなく、この環境においては最強の墓地肥やしの一角なのだ。

 運が良ければフルスへの変身と解除を繰り返して何度も効果を起動しつつ打点になれるのも強いし、水属性なので「エルシャドール・アノマリリス」の融合素材になれる点も噛み合っている。

 それと最後に、NRフェスの番長と名高い「バージェストマ・ディノミスクス」先輩だが、なんと効果で手札を切るのでシャドールが誘発する。どこまでも強すぎるだろこの軟体生物。
 水なので上記アノマリリスの融合素材にもなれるし、ほとんどシャドールと言って差し支えない。

  そんな感じで結構面白い感じに纏まった。難点としてはマジでセットエンドしかやることなく、手数が厳しいためもう少し展開手段があればというところ。
 まあNRなら相手も遅いし別にいいだろうという胆力だけで構成されている。

 

◯覇王ナチュル

 何がなんだかよくわからないと思うが、そもそもは「くず鉄の神像」が使いたくて組んだデッキだ。

 墓地除外からレベル7・8のドラゴンを無限蘇生できるヤバすぎカードだが、NRだと対応カードが絶滅しており本当にろくなやつがいない。

 そんな中白羽の矢が立ったのが覇王眷竜クリアウィングだ。

 出た時全ブッパはかなりパワフルだし、相手ターンに壁として出てきても非常にウザい。
ただ問題点として召喚条件が本当に厳しく、一筋縄では行かない。

 8なので4+4で行きたいが、闇Pレベル4の特殊召喚モンスターは「覇王眷竜ダークヴルム」と「魔界劇団カーテン・ライザー」しかない。

 カーテンライザーはともかくダークヴルムは渓谷どころか霊廟すらないのに墓地に落ちていないと出てこない。しかもモンスターが場に出ていてはダメと中々の条件なので、ただただカードを捨てるためだけにトイポット出張を入れた。

 次はチューナー側だが、ここでふと思い立った。どうせならクリアウィングは相手ターンに出したい。
 チューナーを「ナチュル・カメリア」にすれば「ナチュルの春風」で相手ターンシンクロできるぞ!

 春風はナチュルが含まれていれば出す先は問わないし、普通に蘇生カードとしてもつかえる凄まじく優秀なカードである。
 
 最悪闇Pの方引けて無くてもカメリアでナチュル並べて遅延してたらそのうちチャンス来るだろう。

 また、神像で蘇生したドラゴンはエンドにEXデッキに戻ってしまい、またS召喚しなければならないが、ウヴァループのコストにして除外するとまた神像で帰還できるインチキが発生する。

 というわけでコンセプトはいい感じなのだが、数点問題がありデッキとしては非常に不安定だった。悲しい。

カメリアが引けてないと何もできない
 初手3割しか動けないデッキ何?

ナチュルが邪魔すぎて2ターン以降闇P連中が出ない
 特に素材にもならないのに場に残り続ける能力が高すぎる

というか純ナチュルのほうが強い
 遅延どころかガチガチにロックして疲労骨折させれてしまう。コンセプト死んでるのになんかグダグダしたあげく勝っちゃうのデッキとしてダメすぎ。

 もうすこしペンデュラムに寄せたほうがいいのか、どうにか調整して次回に持っていきたい。

 

◯セリオンズ

 リングもリリーもキングもないのにセリオンズ。コンセプトがそもそもヤバいが、セリオンズが好きでどうしても使いたかったので組みました。意外といけて面白かった。
 
 キーとなるのはセリオンズ・ブルズアイン。こいつは炎戦士なのでローランズでサーチが可能。ということで組み合わせるのは焔聖騎士に決定。

 ブルズアインで騎士ローランを装備して自爆すると、二体目のブルズアインを補給しながら墓地にセリオンズを用意できるので他の連中も出てこれるようになる。

 また、セリオンズは当然だが焔聖騎士も墓地にいたほうが強いカードが多いので、今度はトイポット出張を13枚も投入。もはや出張の規模ではない。イルカまで入れて再利用も目論んでいる。
 犬を召喚してもセリオンズは特殊召喚できるため「召喚権を使ってでも手札を捨てたい」という強い意志でこの枚数になった。

 割り切ったコンセプトの一貫が良かったのか、結構な確率でセリオンズを回すことができ、リーパーファムに触れさえすれば毎ターン妨害しながら次のターンに使うブルズアインを回収し続けられるので、継戦能力が非常に高く強かった。

 また装備が大量に出て、永続のトイポットまで使うということで、アデュラリアを強く使えるのも良かった。
シンプルに打点として頼もしいし、あまり使う機会はないが③の効果も強い。好きな焔聖騎士を落とせるため小回りが利く。

 多分無理だろと思いながら組んでいたが、なんならかなり強くてよかった。
正直ガチ構築よりもセリオンズの長所である粘り強い戦いが出来ていた気がする(いつもはキングレギュラスとクロス強すぎ。で終わるので)

 あと、トイポットするなら犬まで入れないとダメだな。

 

おわりに

 カードプールが狭いなりに結構幅広く構築出来て面白かった。
 私は令和にライコウセットエンドができたので満足です。

 今回は結局、強い強いと思いながらギガントザウラーのデッキを組めなかったので、また構築にチャレンジしたい。

 みなさんも、もし機会があればやってみてください。とにかくデッキ製作コストが低いので友達にも勧めやすいと思います。

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