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アムステルダム ひとり旅

先日、オランダに行ってきた。ブレーメンからアムステルダムまでバスで5時間。

以前から行きたいとは思ってたが、なかなか時間が取れなかった。

しかし、急に休みを2日ももらったのでノリでチケットを取ってしまった。

というのも仕事終わりに職場のスタッフと飲んでいたらとても気分が良くなり、もう明日のことなんかどーでもいーや!と思い、取った。

夜1時に解散し、バスの出発時刻は2時。

急いで家に帰り着替えてバスに乗る。

ベロンベロンの状態だったので、バスに乗った瞬間に頭を膝につけて寝た。

すると30分後に隣りの女性に後頭部を引っ叩かられた。

どーやら、僕の音楽がうるさかったらしく

「Stoooop it!!!!」

と怒鳴られた。ごめんなさい。

そんなこんなでアムステルダム到着。

まだまだ二日酔いが残る中での到着。夢にまで見た街なのに気持ち悪い。

思えばいつもこうだ。

生まれて初めての海外は兄の結婚式で行った、ハワイ。

飛行機の中で酒が飲み放題と知るや否や、貧乏根性出しちゃって飲みまくりでハワイに着いた時には2回吐いていた。

初めてひとりでフィリピンに行った時も、海外に行くのが怖すぎて友人と朝まで飲みまくり危うく搭乗を断られるくらい二日酔いで、同じく機内で吐きまくった。

日本でよく「ひとりで海外に行って生活するなんて、凄いね!」

なーんてよく言われるが本当は真逆で、怖くて怖くてしょうがない。

行きたくない!と送別会で叫ぶくらい怖い。

でもなんだかんだ来てみたら大したことはない。

注射みたいなもんで、怖くてしょうがないんだけどやってみたら「あれ?」っていう感覚。

アムステルダムも日本人からしたら異世界のイメージだったが来てみたら「ドイツとちょっと違うなー!」と思った。

そんなもんです。海外に行っても。

ただ、日本で考えてた時は本当に想像でしかないから、「アムステルダムー?大したことないよ!」と言われても当然実感が湧かなかった。

しかし、この自分の足で歩いて、匂いが感じて、見て思ったのとは訳が違う。

これはもう文字では僕は表せない感覚です。

そして、もう一つ言いたいのは「大したことない」んだけど、「来て良かった!」とも毎度思う。

どんな国のどんな街だろうと必ずその街の匂いや景色があって全部違う。

それを感じるために僕は旅をしてるんだと思う。

と、カッコいいことを言ったので続けます。

アムステルダムと言えばコーヒーショップ。

言わずと知れた‘‘大麻’’合法の国です。

当然、見てみたかったので早速突撃。

いやー、凄いっすね!もうみんな普通に吸ってました!

横に座ってた人なんかいきなり椅子からバーンで転がり落ちて、意識飛んでてもうビックリ!
それより驚いたのがスタッフが

「Welcome to Amsterdam!!」

って叫んでたこと!いやー、訳わからん街です。

そんなものを見てしまったので僕はコーヒーを頂いて、ホステルへチェックイン。

オランダの道で驚いたのは自転車の多さ。

中国人もビックリの自転車の数。
それだけに道もめちゃくちゃ整備されてて、ドイツ以上に専用のレーンが備わっていました。

こんだけ駐輪場に同時に止めたら自分のがどこか分からなくなるやん!って思って見てたら、早速文字通り頭を抱えて自転車を探してる青年を見ました。

どこに行くかも特に決めてなかったので街をフラフラ歩いていたら

「你好!!」

こっちではあるあるの声のかけられ方である。

ははは、と得意の会釈をして逃げようと思ったが

「こんにちは!」

と今度は日本語を話してきたので、思わず立ち止まり話をしていたら「一緒に散歩しないか?」となった。

断ることの出来ない日本人を発揮して一緒に話しながら散歩をすることに。

何でも日本人の奥さんがいたが別れて奥さんは娘さんを連れて日本へ帰ってしまったそうだ。

そんな話を1時間くらい聞いて、彼とはお別れした。

ずっとちゃんと寝てなかったので、散歩の疲れもありホステルに戻り仮眠。

と思ったら起きたらもう22時。やってしまった!と急いでまた夜のアムステルダムを歩くことにした。

大麻が合法な国だけあって夜はなんかキマっちゃってる顔の人が歩いてる。

怖いなー、と思うんだけど興奮が勝っちゃう気持ち分かりますか?

ドイツでは感じたことのない空気。

僕は似た空気を感じたことがあると思い出した。

「フィリピンのマニラだ」

マニラの風俗街を夜中歩いた時の怖さに似てた。

夜なのにアムステルダムは暑くて、ヨーロッパなのに湿気もあった。だから余計に似ていた。

そんなことを感じながらフラフラとビールを片手に歩き回ってホステルへ戻って寝た。

二日目はどうしようかと考えながらビールを飲んでケバブを食べ、結局ブレーメンへ戻るバスの時刻に。

「何しに行ったんですか?」

と言われたら答えられない。ただ、別に観光地に行かなくても自分が行きたい場所に行くのが一番楽しい。
旅は何も決めないから旅なので、思うままに歩きました。アムステルダム。

「楽しかったなー」

とバスで景色を眺めながら思えただけで十分。

また必ず行きます。

こんな長い文章を読んでくれてありがとうございます。

https://youtu.be/3rN_wKo4lW0

YouTubeにこの旅の動画あげたんで時間が有り余って困ってたら是非見てみてください。

では!