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新時代最強ロスト!ロストトドロクツキの徹底解説(ガルシア杯Best16、スニダンカップ優勝)

割引あり

お久しぶりです、じゃすみん(@jasmine_SW_)です!

10/27に発売されました、「未来の一閃」「古代の咆哮」をもってロスト軸のトドロクツキデッキを作成し、28日にガルシア杯ベスト16に入賞、29日にスニダンカップで優勝しましたので、早速ですが解説noteを書いていきます!
なんだかんだで約3万字の大作になりました。。
もしよければ、この記事に♥とフォロー、Twitterの方でもいいね、RTよろしくお願いします。

<追記>
(上記以降に参加した自主大会、公認大会の結果)
・約180人参加のBMCSにてベスト8(11/4開催)
・第7回スニダンカップにて準優勝(11/5開催)
・リリカルトリプルカップにて5-0(チーム戦、11/11開催)
・かりす杯にて7-1(チーム戦、11/19開催)
・シティリーグ3-1、オポ落ち。。

ここまで7大会出場し、かなりの高勝率にはなっています。

話が一瞬だけそれますが、
みなさまのおかげで、下記のnoteのいいね数がロストカイオーガのnoteの中で1位になりました。
この場でお礼申し上げます。

それでは目次になります!


○環境解説(11/24更新)

現段階では判断が非常に難しいため、ポケカ飯さん(@pokekameshi)
のCSP獲得合計一覧表を見て環境をみていきましょう!

※ポケカ飯さんからの許可はいただいております
 ポケカ飯さん、ありがとうございます!

拡大↓

ロストギラティナが頭一つ抜けており、後を追うようにリザやサーナイトが成績を残しています。
デッキタイプは多く、混沌環境であることが見てうかがえます!

これを踏まえて、ロストバレットの立ち位置について考察していきます!


○ロストデッキ(ロスバレ)の立ち位置について

レイジングサーフが出てからのこの一か月間、これだけロスバレを握ってきた私がロスバレを握りませんでした。
理由はこのカードのせい

1000年に一度目覚めるらしいけど、ロストレギュ落ちまで目覚めないでほしかった

なんでもかんでもデッキに入るわけではないですが、リザ、サナ、ロストには採用しやすく、ロスバレを使うにはこの3デッキに対してはロストマインが必須な対面であるため、あまりにもきつすぎました。。。

とはいえ、まだジラーチがレギュレーションに存在するのに、なぜロスバレがこんなにあついのか、、、

理由は
・ジラーチの採用が減った
・カウンターキャッチャーの登場

です!


◆ジラーチの採用が減った

ジラーチが主に有効に働くカードは、ヤミラミのロストマインとクレセリアのムーンライトリバースに対してです。
ただし、ロスバレがほぼほぼいない環境になった上にロスギラもヤミラミの採用が1枚になったり、さらにはサーナイトに関してはパオジアンの台頭とテツノカイナの登場により向かい風でシェア率を落とし、ジラーチが有効に働きにくくなりました。
そのため、ジラーチの採用が減ってきている流れとなっています。
※<追記>ロストが結果を残し始め、ジラーチ入りが増えてきている傾向にあります

とはいえジラーチがまた増えてしまうときつい。。
ただし、私が使用しているデッキにはここに対しての解決札があります。このお話は後々デッキ解説にて!


◆カウンターキャッチャーの登場

ロスバレはもともとサイドを先行するというより、相手の後を追っかけるデッキであるため、非常に相性が良すぎます。
アクロマの実験などの他のサポートも打って、カウンターキャッチャーも打てば、1ターンに2回サポートを打てるようなものなんですから、そりゃあ強いというわけです。

カウンターキャッチャーで前を縛ってロストマインにつなげられる「ツツジ」やカウンターキャッチャーをもってきながらエネ加速ができる「キバナ」との相性が◎すぎます。

またロスバレが握れる、ありがとう


◆<追記>テツノカイナ「ごっつぁんプリファイ」について

非エク主体のデッキにとって、ごっつぁんプリファイはものすごく重いです。
テツノカイナを非エクで返せる手段を模索する方も多いことかと思います。

絶対にまずはごっつぁんプリファイをさせないプレイングが大事です。
ごっつぁんプリファイをされている時点で、サイド交換はどんなに頑張っても2-2、等価交換以下の要求を押し付けられていますからね。

ごっつぁんプリファイをさせないプレイングに関してもそうですが、テツノカイナへの解答も記載していますので、この先読み進めていっていただけたらなと思います。

絶対酔いながら作ったカード


○トドロクツキが神という話

ロストトドロクツキ、略して「ロストツキ」とここからは呼ばせていただきます。
まずはなぜこの新環境、「トドロクツキでロストデッキをつくったのか」そこについてお話していきます。

立体感があってかっこいい

◆HP230が偉い!

220ラインの攻撃を耐えることができるため、
「ルギアVstarのストームダイブ 220」、
「ミライドンexのフォトンブラスター 220」を筆頭に、
ダブルターボつきミュウVmaxのテクノバスターもタブレット一枚までなら耐えることができます。


◆悪タイプが偉い!

ロストを使ってると一見有利と言われガチですが、「ミュウ」、「サーナイト」、レイジングサーフ環境でこの2デッキは本当に踏みたくなかったデッキです。
練度が高い方は毎ターンの手札干渉+押し付けを行ってくるため、非常に戦いずらく、「ミュウVmax」「サーナイトex」はHPが310のため容易にはワンパンできませんでした。

ここに対して、弱点をついてワンパンできる+230の高耐久を押し付けることができるトドロクツキは非常に有効なカードとして働いてくれます。


◆下技「カラミティストーム」が偉い!

スタジアムをトラッシュするという条件が必要ですが、ロスバレにとって、コンスタントに220が出せるVやexはかなり貴重です。
現状、ロストデッキで有効に扱えそうな220以上を出せるVやexは、カイリューVとヌオーVになります(新弾を除く)

お分かりでしょうか?この2枚って3色指定なんですよね!
そこでの2色指定のカラミティストームがどれだけえらいか実感いただけますでしょうか?
それにロストというデッキは、パオジアンのポケストップのようにスタジアムに依存しにくいデッキですので、スタジアムを割ってしまうという条件を満たしやすいですし、相手のスタジアムを割ることもできますのでコンスタントに220を出すことができます。


◆強制気絶「くるいえぐる」が強すぎる!

ロスバレにとって一番きつかった相手、それはリザードンexです。
ふしぎなあめが必要な以上、リザードンexを立てる要求値は低くはないものの立ってしまえばワンパンが難しいロスバレにとって、HP330はまるで要塞です。

tぽい

何気にテラスタルの効果でベンチでは技のダメージを受けず、かがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」やカイオーガの「アクアストーム」では倒せず、かなり厄介な相手でした。
しかし今は、トドロクツキのくるいえぐるでワンパンすることができるわけです。

もちろん200ダメージ自傷となってしまって簡単に返されるデメリットはありますが、「リザードンexの準備」と「トドロクツキexの準備」を天秤にかけたとき、「リザードンexの準備」の方が難しいことは間違いありません。
そのため、サイド的には2-2交換であってもこちらにとっては有利な2-2交換ができているわけです。

次のターン非エクで返されるじゃん!っていう意見はわかっています!
ただし、非エクで返されたら非エクでこちらも返せばいいだけですし、ロストマインや月光手裏剣で後ろを狙撃しやすいデッキタイプであるため、この点は以外にもデメリットに働かないわけです!
最後に2枚とることさえできれば、サイドレースで追いかける展開でも勝つことができます。

リザードンexに限らず、その他HP230以上のポケモンに対しても有効です!
この技によってロスギラ同様に有象無象に強く、めちゃめちゃ使いやすいというのはロストツキの大きな魅力です!

この「くるいえぐる」大体はHP30になっても関係ない、ゲーム最終版の最後のフィニッシュ技として使用することが多いです。

黒子のバスケより


○ロストギラティナとの差別化

高耐久、強制気絶、そうトドロクツキexはギラティナVstarと比較されやすいカードです。

進化前のギラティナVも優秀

「ロストツキ使うぐらいなら、ロスギラでよくない?」という結論になってしまう方も少なくないと思いますので、ロストツキとロスギラの差別化についてお話していきます。
※ロストツキはトドロクツキをフィニッシャー、ロスギラはギラティナをアタッカーとして使うので、実は比較しにくいデッキタイプです。
その点を理解したうえで、ご覧ください。


◆自由枠が圧倒的に増える!

ロストギラティナのデッキのギラティナ採用枚数は、「ギラティナV3,4枚とギラティナVstar3枚」で合計6,7枚がメジャーです。
対するトドロクツキは2枚で十分です。なぜ、3枚必要ないかは次の項目でお話しします!

つまり、ロストツキは差分である4,5枚を他カードの枠として採用できるわけです!
今まで入れれなかったあんなカードやこんなカードまで採用できるわけですから、カスタマイズ性がぐんと上がり、可能なムーヴもかなり広がります!

結果、ロスバレのような戦い方が可能になり、ウッウやヤミラミなどの小物で盤面を制圧しにいく「THEロスバレ!」という戦い方になります。
もちろん、トドロクツキexを押し付けることもできるので、戦い方を選択できる点は強いです。

個人的にロストミラーに強くなれるのはかなり評価が高いです!


◆メインアタッカーがたねポケモンであるということ

ギラティナVstarはV進化であるため、前のターンからギラティナVを立てておく必要があります。
そのためロストギラティナは、まだVのままであるギラティナVの状態で相手ポケモンに倒されてしまうことが度々あります。

しかし、ロストツキはどうでしょうか?
トドロクツキexは種ポケモンであるため、殴りたいターンに出してミラージュゲートやキバナでエネ加速をし、攻撃することができます。
そのため、場に並べる必要もないですし、理不尽な2枚どりを防ぐことができます。

先ほど話題に上がりましたが、2枚の採用でいいのは、場に並べる必要がないからです!
但し、重要なカードですし、2枚場に並べたい場面も稀にあるので1枚では物足りません!こちらは後々のプレイング解説にてお話ししていきます。
そもそも、デッキがバレットっぽい動きになるのでギラティナに比べると重要度が低く2枚で十分という面もあります。


◆メインアタッカーが悪タイプであること

先ほどお話しにも上がりましたが、ロスギラにとってきつめである「ミュウVmaxデッキ」、きつい!までは言いませんが「サーナイトデッキ」、ロストツキはトドロクツキexが悪タイプであるためここに対して強く出れます!

ギラティナはドラゴンタイプである分、弱点がないのがメリットではあるんですが、トドロクツキexの弱点は草タイプ。
現環境に草タイプのデッキで有効なデッキはないので、弱点という論点においてはあまり関係がないです。
草タイプが流行ったとしても、バレットっぽいデッキの特性上、トドロクツキexにゲームを通して依存しているわけではないためそこまで脅威ではありません!

ロスギラと比較すればするほど、ロストツキの強さが浮き彫りになってくることかと思います。


◆逆にロスギラが優れている点

とはいえ、ロスギラはtier1のデッキです。
何もかもがロストツキが上というわけではありません。
ロスギラの方が優れていると思う点は下記の通り、

  • ギラティナVの上技「アビスシーク」が偉い

  • HP280で弱点なしという高耐久

アビスシークがあることで、再現性はぐんと上がりますし、何よりもキュワワーを展開しなくてもよくなります。

また、HP280というのはやはり強くて特にリザードンex対面のときはそれが顕著にでます。
トドロクツキexはサイドを2枚とった時点で、リザードンexの技バーニングダークのワンパン圏内に入ってしまいますが、対するギラティナVstarはサイドを4枚とらない限りはワンパン圏内に入りません。

とはいえ、ギラティナVstarはトドロクツキexと違ってVである以上、こだわりベルトが機能してしまいますので、その点においてはトドロクツキexの方が優れてはいます。
ベルトが意味ないのは、ロストツキがミュウに対しても有効にでれる理由の一つです!

但し、ロスギラもそうではあるんですが、「ロストツキ」、このデッキかなり難しいです。
今までにない独特な戦い方をするため、例えデッキレシピが分かっていても使いこなすのは容易ではありません。
その点はこの先解説していければなと思っています。


○キーカードを一部紹介

有料部分に書こうと思ってたことなんですが、ほんの一部ですが無料記載部分で紹介しようと思います。
noteを買うきっかけだったり、有料部分の雰囲気を感じ取っていただければと思います。

◆ロストのとっておきカード

普段はこういったことは採用カード解説や回し方の解説に書くんですが、、。
ロスギラには枠が足りなくて採用できないけど、枠に余裕があるロストツキには採用できる、ここでロストツキを作るうえでとっておきのカードを1枚紹介します。

それがこちら、

キバナです!
キバナって今のロストツキにとっていいことづくめのカードなんですよね。
キバナが強く使える理由は下記の通り、

  • 安定感が高まるうえに、非エクとの相性が良い

  • ジェットエネルギーとの相性が良い

  • ピン刺しカードの有効化


●まずは「安定感が高まるうえに、非エクとの相性が良い」という点
「好きなカードを持ってこれる」というその効果故に言わずもがなという感じではありますが、これは前のターンに自分のポケモンが気絶していないと使えません。

但し、ウッウやヤミラミなどバレット気味で非エクを多めに扱うこのデッキでは、ポケモンが気絶しやすいため、キバナをいつでも有効に発動することができます。
縦引きデッキにとってかなり重要な、「最低限の動き」という安定感はもちろん、「最高出力の再現性」が上がりゲームを優位に進めることができます。

トラッシュにエネルギーが落ちていることも条件になりますが、この点はかがやくゲッコウガの特性「かくしふだ」との相性が抜群です!

もしも、ロストが溜まらない状況であっても、前のターンにゲッコウガやトドロクツキexに手張りができていれば、キバナのエネ加速+手張りで技の起動が可能なのは地味に偉いです。


●次に「ジェットエネルギとの相性が良い」という点
本来ロストにとって、ジェットエネルギーとミラージュゲートは基本的には相性が悪いカードになります。
なぜなら、例えば「げっこうしゅりけん」を打ちたいというときに必要なエネルギーは、「水、水、無色」です。

このゲッコウガにジェットエネルギーを貼ってしまった場合、残り必要なエネルギーは「水2枚」となるので、ミラージュゲートでは「異なる種類の2枚の基本エネルギーしかつけれない」という効果である以上げっこうしゅりけんに必要なエネルギーを満たすことができません。

しかし、キバナで水エネルギーをはってあげれば、手張りでジェットエネルギーを貼った場合、残り必要なエネルギーは水1枚となるので、ミラージュゲートで水エネ1枚をゲッコウガに貼ってあげて、げっこうしゅりけんを打つことができます。

さらには、ミラージュゲートで余った1エネ分、超エネルギーをヤミラミにつけてあげるなどして、アタッカーを2面準備できたりするんですよね!
キュワワーに貼ってあげて、逃げエネ確保をしてあげてもグットです!

これは、トドロクツキexにとっても共通の話になってきますし、その他ロストを扱う上では必須の知識です。


●最後に「ピン刺しカードの有効化」
キャンセルコロン、やまびこホーン、カウンターキャッチャーなど、ピン、もしくは2枚とかで入れてるけど引けなかったら意味ないやっていうこだわりカードがあると思います。
それを、キバナで確定で持ってこれるわけです。

ピン刺しのカードはデッキの可能性を大きく広げることになりますが、その反面再現性という面ではマイナスに働くことが多いです。
しかし、キバナというカードはそういったピン刺しカードの採用をしても、再現性を担保しつつ、可能性を大きく広げてくれるという神カードになります。

単純に考えてみてください、サポート権を使うとはいえキバナに書いてあることって、Vstarパワーである「スターアルケミー」+エネ加速ですから、結構テキストバグってます。


○デッキレシピ、採用カード解説

ここからはデッキレシピをもとに採用カードの解説を行っていきます。

ロストツキは「テツノカイナを重く見る構築」、「tier1であるロスギラを重く見る構築」などフォルムがいくつかあるので環境に合わせて戦うことが可能です。
故に、勝ち続けることが可能なデッキです。
そちらの多様なレシピは後の改善案のところで解説していきます!
まずは、今大会にて使用したレシピで解説を進めていきます!

さらには今後増えるであろう、ミラーの極意までお教えできればと思います。このデッキが流行ったとしても、勝ち続ける力を養いましょう!


ここまで読んでいただきありがとうございます。
環境初期ということで私自身もかなり構築や戦い方など練りましたので、この先からは有料とさせてください。

ここからは目次通りですが、

  • デッキレシピ、採用カードの解説

  • ロストツキを扱う上で知っておくべき回し方

  • 各対面の戦い方

  • 環境に合わせた改善案

を解説していきます!

環境初期ということで購読は大きなアドバンテージになると思いますし、この先の環境変化に合わせて有料部分は記事もアップデートしていく予定です。
前回ロストカイオーガのnote同様に購読者はDM等のやり取りなども含め、できる限りのサポートはしていきますので、ぜひよろしくお願いいたします。


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