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Opportunities don't happen. You create them.

新天地に移動し、2週間になる。かなりシンプルな生活になった。誰も知らない環境ということは、自分をこんなにも簡素化させる。

メルボルンを出ることは、予想以上に寂しかった。2年前には想像もできなかった、こんなにこの街と、ここで出会った人たちを愛するなんて。
こんなに愛を持って接してくれる人に出会って、こんなに親密になれるなんて、幸せな気持ちでいっぱい。ここで明確になったのは”愛を持って接してくれる人”が好きなこと。

これは別に毎日連絡を取り合うとかではなくて、会ったら時間があっという間で、でもたまには自分の間違いを正してくれて、そして私の選択を全力で応援してくれる人のこと。そして時々、Thinking of youとメッセージをくれること。

Thinking of youって言葉が本当に大好き。こんなにシンプルで、けどその人を思う理由が確実に詰まっている言葉、ある?日本語だと、元気?かな。けどそれでは、Thinking of youほどのことは表現できない気が、私にはする。

何人の人が、何かあったらいつでもここにHomeがあるからね。帰ってきなね。と言ってくれただろう。家の鍵まで貰って、いつでもここにきなさいと。そしてこの鍵を通して、あなたをいつも思っているよ。と。考えるだけで涙が出る。

そしてここにきて、新しい仕事が見つかった。1軒目にCVを配ったところの雰囲気があまりにも良くて、人もナイスで”ここで働きたいな”と直感が言った。
そしてそのまま面接の機会をもらい、トントン拍子に決まってしまった。
なんて運がいいんだろう、驚くほど上手くいく。

そんな面接の帰りに、家の滞在を延ばせないかなと思っていたら、ハウスオーナーからそのオファーをもらえる。こんなに上手く行きすぎて大丈夫か?と怖くすらなる。

友達からは、人運が良すぎると。
これはある意味引き寄せていると思う、運と引き寄せ。そしてビビッときたものには全力である姿勢も大切かなあと。

仕事の機会を得るためには、ネットを通した申し込みがあんまり好きではない。
簡単で、時間に囚われず便利だ。印刷する必要も、会う必要もない。
けど、モノクロの文面だけでは自分の良さを伝えられるわけがない。経歴だけがその人を表す訳ではない。
こんなことを言いながら、レジュメ配りはかなり勇気もいるもので、怖気つくことだって何回もある。

けれど、この最初の配った1軒目でマネージャーが、かなり勇気のいることだよね、怖かったでしょ?なんて声をかけてくれ、私が
”オンラインでも何件か申し込みましたが、私の状況にはかなり不利(ネイティブでもなくこの国での資格もない)で、良さも伝わらないので実際に話していこうと思って来ました” と言ったところ、
”あのね、本当に素晴らしいことだよ。私もね、オンラインで募集をかけて、全員に返信したいんだけど、できないのよ多すぎて。そして文面だけじゃ人柄も分からないから、難しいのよ。だからこうやって直接話せて、本当に嬉しいわ” と。

この人と話しただけで、元気が出た。そんな日だった。そこで働くことが決まって感謝しかない。

今日も世界は可能性に満ちてて、美しい。嫌なことがあっても、何か少しの良いことでそれが帳消しになってしまう世界は愛おしい。

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