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深爪だった私が半年で人前に出しても恥ずかしくない爪になった話

決して長くて綺麗とは言えない指に加えて幼少期から爪噛み癖があった私の手はコンプレックスの塊でした。友人とレストランに行った時にメニューを指さすのも嫌でしたし、物を持った写真撮影ではなるべく爪が映らないように撮影していました。

そんな私ですが半年前から深爪矯正に挑戦し、今では気にせず人前で指を出せるようになりました。まだまだ始めたばかりなので発展途上ですが、半年でだいぶ変わったので、深爪矯正に至った経緯や実際深爪矯正してどうだったのかをまとめてみることにしました。

まず半年でどれくらい変わったのか見てみましょう

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これが深爪矯正する前の爪です。

始めた当初爪はどれも短く、ちょっと伸ばしてみようものなら扇形に広がってしまい不恰好でした。しかも爪は薄くペラペラです。(非常に噛みやすい…笑)

そしてこれが半年後の爪です。

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ツヤツヤに見えるのはエンビー(詳しくは後述します)を塗っている為ですが、半年前と比べると爪が縦長になり目の錯覚で指も長くなったように見えます。

さらに爪も硬くなり平だった爪はアーチ型に丸くなり、ちょっと伸ばしたくらいじゃ扇型に広がることはありません。

この写真を見て「自分もやってみたい!」「自分がやって上手くいくのだろうか?」「噛み癖が抜けることなんてあるのだろうか?」などいろいろ思ったかもしれません。

そんな皆さんの参考になればと思い、この半年間どうやって伸ばしていたのかをこれからお話して行きたいと思います。

挫折した1度目

私の深爪矯正生活は順風満帆だったかというと決してそんなことはありませんでした。

そもそも今回の矯正は2度目であり、1度目は思いっきり挫折をしています。

なぜ1度目は失敗したのかというお話を少しだけします。

初めて深爪矯正をおこなったのは今から約4年前です。ネットで深爪矯正という単語を知り、自分の爪も良くなるかも!と思い、深爪矯正をおこなっているネイルサロンを予約しました。

この時おこなったのは矯正方法で最もメジャーな「スカルプ」と呼ばれるものです。

スカルプとは付け爪の一種で地爪の長さはそのままで、アクリル樹脂を地爪にのせて形を形成する施術方法です。
自爪を補強する際にも利用され、ジェルネイルよりも硬い為噛むことを防止してくれます。

ちなみに施術一回の値段は大体10,000円〜15,000円くらいが相場です。

その時施術してくれたネイリストさんはとても良い方で、スカルプもとても綺麗にしてくださり満足しました。

ではなぜ挫折したのか

そう、スカルプしただけでは私の癖は治らなかったのです。慣れない爪の長さとスカルプがのっている違和感も相まってそれがストレスとなり1週間経ったある日、スカルプを噛んでしまったのです。

いつもの爪の何倍も硬かったですが、そんなことはお構いなしとペキペキと歯でスカルプの先端を折っていきました。

先端をガタガタにしてしまったら最後、負のループの始まりです。

ガタガタが気になる→爪をいじる→スカルプを剥がす→1本だけ剥がれている違和感にストレス→他の指にもやってしまう

この繰り返しで気づけば全ての爪のスカルプを剥がしてしまったのです。

次の予約をしていなかった私は剥がしてしまった恥ずかしさもあり、そのままそのネイルサロンとは永遠の別れをしました。そして自分にはやっぱり無理なんだと諦めました。

2度目の挑戦

失敗から4年経ったある日私に爪伸ばしイベントが発生します。その名も「友人の結婚式」

ドレスを着るなら爪まで飾りたい!と思った私は結婚式の2週間前くらいから意識して爪を噛まないように頑張りました。

うっかり噛んでしまうこともありましたが、なんとか白い部分0mmは阻止し、ポリッシュを塗って結婚式に参加しました。

そしてこの時私はこう思いました。

「思ったより我慢できた。昔矯正に失敗したけど、今ならいける気がする。」

思い立ったら吉日。急いで深爪矯正をやっている店を検索しました。

すると家から15分くらいのところに深爪矯正をしているネイルサロンを発見!!これは運命だと思い、すぐに予約しました。

1ヶ月目

最初は例によってスカルプを行いました。そしてバッチリ3週間後に予約を取り、その間オイルでの保湿を行いました。

スカルプをするとこんな感じです。

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先端はピンク、根本は透明のグラデーションなのでよく見ないと自爪です。(色を自由に選んだりすることもできます。ネイルサロンによりけり)

この時ネイリストさんに言われたのは

「オイルを1日10回塗るのを出来るだけ頑張ること」「爪に負担をかけないように物には指の腹で優しく触ること」です。

本来爪と指の間にはゴミなどが入り込んで終わないように「ハイポニキウム」というものが存在します。

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爪と皮膚の間にある透明なやつがハイポニキウムです。

これが成長すると、ネイルベッド(爪のピンクの部分)も伸びてきてめでたく縦長の美しい爪となります。

しかしこのハイポニキウムめちゃくちゃ繊細で刺激に弱く、フリーエッジ(爪の白い部分)がない状態では育たないくせに、乾燥や物理的刺激で簡単に後退してしまいます。

爪を育てる=ハイポニキウムを育てると言っても過言ではありません。

なのでネイリストの言ったことを心がけながら生活します。

そして以上を心がけて過ごした結果

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3週間経つ前にまたスカルプを引っ剥がしました。親指もこの後やられます。

ちなみに相当な力を加えないと剥がれないので、これでもかと爪に刺激を与えたことになります。最悪。

2ヶ月目

無理やり剥がしてしまい表面が傷だらけの爪をみて申し訳なさと恥ずかしい気持ちでいっぱいの中、予約日当日を迎えます。

次こそは頑張りますから…!!と思っていたらネイリストさんから別の方法を提示してもらいます。

それが「エンビー」による矯正方法です。

サイトに書いてある言葉を引用させていただくと

“二枚爪や割れやすい爪を、層を重ねることで外的環境から保護し、耐久性のある爪にする”ためのネイルです。

これをもらい、2日に1度くらいの頻度で塗り重ねていきました。分厚くなって気になったら1度オフしてまた塗るという感じになります。

このエンビーめちゃくちゃ速乾で、5分も経たないうちに乾きます。

矯正しても癖が抜けない私にとってこのエンビーは当たりでした。

例によって私は爪で表面をガリガリして剥がしてしまうのですが、すぐ修復できるエンビーは被害を最小限に抑えることが出来ました。

しかし問題もありました。

それは透明なためフリーエッジが見えてしまい噛みたい衝動に駆られることです。

しかも硬いスカルプと違い簡単に噛めてしまうため油断していると爪が持っていかれます。

やはり長年の癖をいきなり辞めるのは難しく、ちょこちょこ噛んでいました。

でも、そんな自分を責めてはいけない。それでは余計にストレスがかかってしまうと考え、まずは依然と噛み方が変わっている自分を褒めることにしました。

「毎日噛んでいたのに○日間噛まなかった」

「噛んでしまったけどフリーエッジギリギリで止まれた」

絶対自分は成長出来ていると自信を持つように心がけました。

もちろん物理的な対処もしました。

私が行っていたのは主に2つです。

1つ目は、噛んでしまい先端がガタガタになったら気になっていじってしまう前にすぐやすりで整えることです。

そして2つ目はフリーエッジを隠すことです。

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フリーエッジを隠すとかなり噛みたい衝動が抑えられ数日間噛まなくても過ごせるようになりました。(それでもまだちょこちょこ噛んでました。恐るべし癖)

3,4ヶ月目

この頃になってくると爪が指先より出てくるようになります。

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今までの指使いでは爪がカツカツ当たってしまったり、角が四角いのが気になってきたりと新たな問題が発生し始めます。

この頃の私は長い爪に慣れずフリーエッジをギリギリまで短くしていました。

2mm程度あればハイポニキウムは伸びると言われていますが、やはり短いよりは長い方がいいのか、最初の2ヶ月に比べると成長スピードは遅かったような気がします。

ちなみに2〜3週間に1、2本程度ではありますが、この頃もまだ噛んでいました。

ネイルサロンで爪を整えてもらう時はバランスを考えて1番短い爪に合わせる為、施術後のフリーエッジの幅はめちゃくちゃ狭かったです笑

5ヶ月目

だんだん長い爪にも慣れてきて伸ばせるようになりました。

そしてついに3週間爪噛み0回を達成します!!

やっとスタートラインに立てた気がしました。

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フリーエッジが伸びたことにより先端を山なりに整えられるようになりました。

フリーエッジを見ても噛みたい衝動に駆られることも減り、エンビーだけ塗った状態で過ごすことも多くなりました。

矯正中なのにどうしても噛み癖が治らず騙し騙しやってきた感が否めなかったのですが、それでも少しづつ減少させて治癒に向かっていたんだなと改めて実感することができました。

6ヶ月目

噛まなくなったことで、今まで3歩進んで2歩下がっていた深爪矯正は急激に進捗を上げます。

そんなこんなで現在がこちら(冒頭で載せた写真です)

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1番深爪で不恰好だった薬指がこんなにも縦長になるなんて誰が思ったでしょうか。

今後もさらに綺麗な爪になれるよう努力していきたいと思います。

SNSの活用

私は2回目の深爪矯正を行う時にTwitterで専用アカウントを作成して、同じく矯正を頑張っている仲間達と繋がりました。

こちらがそのアカウントです。

この時、爪噛みに悩んでいる人は自分だけじゃないんだとわかり、嬉しくなり少し安堵したことを記憶しています。

1人だったら早々に諦めていたかもしれませんが、Twitterで一緒に頑張れる仲間を作れたことで半年も続けられたのだと思います。

フォロワーさんをはじめとする私のツイートを見てくれた皆さん、コメントやいいねをして下さった皆さん本当にありがとうございます。

最後に

私の部活矯正体験談を最後まで読んで頂きありがとうございました。

矯正方法は厳密に言うと一人一人違います。今回の話はあくまで私の場合ですので、矯正する際はご自身に合った方法をお試しください。

そして、このnoteがこれから矯正を始めようとしている方や、今まさに頑張っている方に読んで良かったと思ってもらえたら幸いです。

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