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音響雑記#002 アモルメットでくぐもり軽減

導入の経緯

我が家ではオーディオラックをスピーカーから離れたソファーの脇に配置する設計としたため、スピーカーケーブルは10m以上壁の中を這う壁内配線となっています。

その影響なのか、将又この部屋の音響特性なのか、スピーカーからの出音が少しくぐもって聴こえます。
そこで少しでも改善できたらと思い、中村製作所のアモルメットコアNS-221NST-241)を導入してみました。

スピーカー側ケーブルのシースを取り去りプラスマイナスを束ねて通す

導入の効果

導入後にいつもどおり曲を聴いてみると、バックグランドノイズが減ってSNが向上して聴こえると共に、くぐもっていた感じが幾分すっきりし、弦の倍音がより豊かに響き、臨場感が増加して聴こえるようになりました。

効果の考察

メーカーの売り文句どおりアモルメットコアがコモンモードチョークコイルとして作用し、高周波ノイズのみを効率的に低減出来ているとしても、それが可聴周波数帯域に影響を与えて認識されたことは正直不思議です。
しかし、少なくとも私の感性では、特段エネルギー感の減衰や歪みの増加のような悪影響もなく、良い方向にのみ変化したように感じられたので、理論的な納得より自身の耳で聴こえたものを信じ、暫くこのまま使用してみることにしました。

環境や音質の趣味によっても感じる効果の程は様々だとは思いますが、我が家のようにスピーカーのくぐもりでお悩みの方は、是非一度試されてみてはいかがでしょうか?

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