見出し画像

音響雑記#001 HDDかSSDか、それが問題だ

HDD, or SSD: that is the question. 

昔、とある劇作家がこう言ったとか言わないとか。

ローカルファイル再生に使われるNASですが、本日は、HDDとSSD、さぁ、どっちがいいの?というお話です。

我が家ではN1というオーディオ専用NASを使っているのですが、ドライブにHDDを搭載したモデルとSSDを搭載したモデルがあります。
インターネット上の情報を漁ってみると、SSDよりHDDの方が立体感や音の厚みなど音質的に好みだ、という意見が散見されたため、HDDモデルを導入してみました。

しかしいざ使い始めてみると、ソロパートのような静かなシーンで微かにHDDの動作音が。
気になり始めると更に気になり、いつの間にか音楽よりも動作音に意識が向かっていってしまい、音楽に浸ることが出来なくなってしまいました。
ですが、流石に買ったばかりで買い換えるのは勿体無い。

そこで、自己責任でHDDモデルをSSDに換装してみることにしました。

出来ればSSDモデルの純正品に載せ換えたかったのですが、単体での販売予定は無いと。
そこでiodataのfidataでも採用されているサムスン社製 850EVOの500GB✕2を選択し、3.5インチ変換ブラケットを噛ませた上で既存のHDDと換装しました。
なおRAID構築は冗長性より高速性を優先しRAID0(ストライピング)を採用。

換装後に聴いてみたところ、正直自身の耳ではHDDとSSDで音質的な違いは感じられず、ほっとしました。

またHDDの宿命である振動や発熱、そして何より本来の目的である動作音から開放され、よりマッタリと音楽の中に身を浸せるようになりました。

HDDとSSD、さぁ、どっちがいいの?

結論としては、可能なら自宅試聴などの機会を設け、音質的な差異が感じられないなら、動作音を考慮してSSDを選択しておいた方が幸せかもしれません。というお話しでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?