ラウンド反省会:益子PGA#5

今回は気が重い(笑

前の記事で、前半のミスを振り返り、対策は


1. アドレスした時にボールに近く立ちすぎないようにする
2. クラブを左に引っ張り込まないように、意識としてはインサイドアウトに振る


ことだと考えました。ボール近くに立ちすぎて、クラブヘッドが外側に通り過ぎそうになるのを強引に引っ張り込んで、プルフックやプルスライスがでるのは、私の癖です。

というわけで、プルフックは17番のセカンドショットで納得したのですが、18番の2度のスライスは、プルスライスというよりもむしろ、球筋はプッシュスライスだったように思います。ということは、スイング軌道はインサイドアウト気味であったがフェースが開いてしまったのか、ミスの原因がわかりません。

さて、後半スタートのOUT1番ホールは、右ドッグレッグのロングホールで距離は530ヤード以上あります。このホールは、ティーショットを左に打たなければいけない切実な理由があります。ドッグレッグが右に折れるコーナーの内側付近には、大きな1本の木が立っていて、この木よりも右は狭いラフになっています。ラフを超えるほど右に曲がると、ウンドがいくつかあり、さらに林に突っ込んでいくというレイアウトで、スライサーにとっては本当に打ちにくい設計です。大木までの距離は、確か230ヤード前後で、アマチュアにとっては木の手前に止まりやすく、そうなると2打目の制約が非常に厳しくなります。ハンデ9という数字以上に、プレッシャーをかけてくるホールで、しかもこれ、普通はスタートホールというドSっぷり。

となると、私の選択肢は3Wでナイスショットを打って、木の左を抜いて行く戦略(1)。もしくは木の手前に短く打って2打目もアイアンで刻んで、3打目に200ヤードくらい残っても良しとする戦略(2)。あるいは200ヤードのフックを打って、2打目にも同じクラブで前進し、3打目に140ヤードくらい残す戦略(3)。以上の3通りを思いつきました。
上級者であれば、ドライバーで木の右を抜いて行くロングヒットルートや、2打目に木と林の間をFWで抜くルートがあるのかもしれませんが、これは私の技量ではリスクが高すぎます。

そこで私がバッグから抜いたのは、4HB-22°。(2)番目の戦略で、4オン勝負のボギー狙いとしました。普段、HBではフックが出やすい傾向があるので、仮にフックがでても戦略(3)につなごうという意図です。

ティーグラウンドで木の方向にスタンスをとってから、親指の爪くらいクローズスタンスにし、フェースも僅かにクローズ。これでインサイドアウトに振ればドローが出せると思って打ったボールはしかし、スタンスに沿ってまっすぐ飛び出して、18番と同じく右に切れていきました。しかも曲がり幅が大きく、右ラフを通りこしていくつかあるマウンドを越えかかって大木の手前に止まるという結果でした。

混乱と気落ちがある中で、第二打の地点にやってきて見ると、幸いライは悪くありません。若干の前下がり&つま先下がりでしたが、ボールはラフに浮いている状態で、前も開けています。先ほどの木が左側に見えますが、もう障害物としては関係のない位置です。

ここで、大きな判断ミスを犯しました。1打目の失敗を取り返そうと、第2打目で飛距離を稼いで取り戻そうとしたのです。とはいえ、FWは3Wしか持っていませんので、次に長い番手となる4HBを手にしました。この位置からまっすぐ飛び出したりフックすると、今度はコース左側の林へ飛び込んでしまうので、絶対にスライス球が必要な状況です。

今のティーショットと同じように打てばナイスショットになる。同じクラブを連続で使えば成功率は高まる。ライもスライス傾向にある。18番、1番ティーショットと3連続でスライスを打っている。これらを怪我の功名にしようと考えました。
念のためにスタンスも若干オープン、フェースも少しだけ開いて振り切った第2打は、がっくりと肩を落とすフックボール。スタンスなりに飛び左へ飛び出して、さらに左に曲がっていったボールは、コース整備車両の通り道と思われる、ここだけは林が切れ間になっている帯状のラフにつかまりました。

ここから先は、正直、冷静さを欠いてしまいました。
第3打は、高い木を越えていかなければいけないショットで、9番アイアンでうまくボールをヒットしましたが、目測を間違えて高い木に捕まり根元にポトリ。
スタンスが取れない第四打は、コツンと当てて少し広い場所に出すのがやっと。
第5打は、狭いアングルの残り80ヤードを花道から強く転がし上げようと考え、4HBで強いチップで狙ったところ、紙一重で木に跳ね返されて後退する羽目になりました。
第6打でなんとかフェアウェイに戻し、そこから3打でホールアウト。合計9打です。

こんな中でも良かったのは、逆に頭を冷やすことが出来たことです。これは同時に、90で回ることを諦めた、ということなのですが、残りのホールを全力で回ろうと決心するきっかけにもなりました。

このホールでのミスの原因、発見、そして学びは何だったのかを次回に分析して行きます。

次回以降は、以下について書いて行きます。
●プッツン4パット OUT9 パー4 (+4)

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