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ラウンド反省会:益子PGA#2

太平洋クラブ益子PGAコース IN 17番 パー4で、トリプルを叩いた経験を先日書きましたが、引き続き、どこに失敗の原因があるのかを考えてみたいと思います。

まずティーショットですが、3Wでキャリー220ヤード程度出てしかもほとんど曲がり幅のない出来すぎたショットでしたので、これはミスとは言えないでしょう。問題はやはり、絶対に入れてはいけない深さのアリソンバンカーに叩き込んだセカンドショット地点にある、と思われます。

良いティーショットの結果を受けて、セカンドショットの戦略を変えたことはどうだろう。どんなにいいショットが出ても、当初のもくろみ通りに3オンしてボギーを狙うべきだったのか。ショットの難易度と自身の技量を比較して、果たしてどのくらいの成功率があったのか。今回の状況は、逆目のそれほど深くないラフ、少しつま先下がりで、打ちたい球筋はスライス。飛距離はラン込みで150ヤードくらいあればOK。そうそう、若干の打ち上げで若干のアゲンストという条件で、選択したクラブは7Iという判断をしました。

ここらへんにスコアを崩した原因が隠されていそうです。セカンドショットでひっかけ球を打ってしまったことがまず原因1。そして、ひっかかるリスクを回避するための対策を忘れてしまったのが、原因2ではないかと思います。原因1と2は、全く対策が違うものになるので、ここからがポイントです。

まず原因1ですが、なぜひっかかったフックを打ってしまったのか。これは、やはり力んで手でクラブを振りに行って、さらにインパクト後に急速にインサイドへ引っ張り込んだことにあると考えます。力みの原因は、150ヤードという7Iの最大飛距離に近い距離を、なんとかグリーンに届かせようと思ったからです。また、少しフェードになるように、アウトサイドインに振ろうと意識したことも、左への飛び出しを助長したように思います。さらに、G30アイアンが最近捕まりやすく、練習場でもドローボールが出る、そもそもそういうスイング癖がついていました。

次に原因2。こちらの方は、スイング技術とは別物で、考え方、戦略の立て方が課題です。
何度も言いますが、このホールで絶対にやってはいけないことは、2m以上の壁が立ちはだかるアリソンバンカーに入れること。そして、第2打でグリーンを狙うならば、フックボールがでてしまっても、バンカーには入らないように準備すべきでした。ならばフックしてもバンカーを越すか、フックしても手前に置くかの選択です。越すなら番手をあげればいいのですが、ショットの難易度は跳ね上がります。というのも、私のセッティングは;3W,4HB(22°)、5HB(26°)、7I、9I、AW(50°)、SW(56°)、LW(58°)、PTの9本しかなく、7Iの上はもう5HB(26°)。5HBは芯を食ったら180ヤードも飛んでしまいますので、グリーン奥の林までいってしまいます。

しかし、もしバンカー手前でもよしとするなら、9IかいっそPWで刻めばよかったはず。これが一番易しい戦略です。

グリーン右端を狙って、フックが出てもバンカーを避ける方法もあります。ただ、ナイスショットを打つとグリーン右側に外れることになります。これが2番目に易しい戦略。なぜならばスイングを変える必要がないからです。

または、7Iで間違いなくフェードを打つようにセットアップし、勇気をもってバンカー上に打っていく。これが3番目です。これが出来れば、当日のピンは、バンカー右端に重なって見えるくらいの位置に立てられていましたから、もっともパーが取りやすくなります。この場合のミスショットでフックやストレートボールが出ても、しっかりヒット出来ればバンカーは越えてグリーン左に着地するでしょう。

最後に、5HBで軽く打って飛距離を調整すること。これは言うまでもなく非常に難しい。やらない方が絶対にいいと思います。

こうして冷静になってみると、今回の私のミスは、1番目でもなく2番目でもない、ナイスショットを前提とした曖昧な戦略をとってしまったことで起きたことがわかりました。今の技量と調子なら、2番を選択するのがもっともよい結果になる確率が高かったと思います。

さて、それではこれから自分は何を練習すればよいのか。
それは、7Iで、しっかりヒットするスイングで、フェードを打つことです。曲がり幅の大小は次のステップ。まずは確実にスライス球筋が打てるように練習します。こうして考えることもまた、コース外でのゴルフの楽しみです。

次回以降は、以下について書いて行きます。
●木から木へのミスの連続 IN18 パー4 (+3)
●出来ないことをしようとしたミス。4UTでフェード OUT1 (+4)
●プッツン4パット OUT9 パー4 (+4)

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