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パーがなくても100は切れる ー実証編ー

よく、大叩きをしなければ簡単に100は切れると言われる。その際に引き合いに出されるのは「18ホール全部ボギーなら90、一個でもパー取れば、ほらもう80台じゃない」といったアドバイス(?)である。

実際には、全てのホールを安定してボギーというのは大変難しく、パーもバーディもあれば、ダブルトリプルも出るのが当たり前ではあるが、上手なゴルファーに共通しているのは、大叩きするホールがない、もしくは大叩きしそう崩れそうなところから復元する力である。

上手なプレーヤーでも、仮にAさんとするが、下手くそな私と同じようにたまにはティーショットをミスすることがある。

例えば、どちらもティーショットをひっかけて200ヤードも飛ばず、左の急斜面半ばに止まったようなケース。自分は、セカンドショットをミスしてフェアウェイに脱出することが出来ず、第3打目もラフからのショットとなる。Aさんはと言えば、そこから見事なリカバリーショットをみせる、時もあるが、やはり難しいライからはそんなに成功率も高くはない。私よりはよいセカンドを放つが、気の抜けないショットが続いている。

内心、これはAさんも叩くだろうなと思いつつ、自分は四苦八苦してダブルボギー、やトリプル、ひどい時はそれ以上を打ってしまい、ほうほうの体でホールアウトする。ところがホール間でスコア確認をすると、Aさんはなぜかボギー、ややもするとパーで上がっていたりする。この復元力を身につけることが、私の目標である。

そんな私の直近ラウンドスコアは、パーに対して25オーバーの97であった。なんという平凡なスコア。ではあるが、ちょっと面白い内容なのであえてここで紹介したいと思う。

97打を構成している各ホールのスコアは、ボギー13ホール、ダブルボギー3ホール、そしてトリプルボギー2ホールであった。見ての通りバーディはおろか、パーすら一つもない。いや、90で回れないということは、正にそういうことなのだが、それにしても、である。普通はまぐれでもパーが取れたりするものだ。

ちなみにパット数は37、1オーバーだった。ということは、多くのホールでボギーオンはできていて、しかしファーストパットは入らず、でもセカンドパットでカップに沈められるくらいの調子だった。しかし、その手前でもう1〜2打損するミスを犯してしまい、5ホールでダブルボギー以上を叩いてしまった。ここがAさんとの決定的な差なのだと思う。

とはいえ、全ホールボギーの90という理想論に割と近い結果ではないかとも思うのである。100切りにパーは必要なく、とにかくボギーで耐えること、あとは大叩きを抑えることを意識することで、達成できることが実証された。

そう考えていくと、今後練習すべき課題が見えてくる。
まず、グリーンを狙うショット、特にショートゲーム(アプローチ)でもう少しピンに寄せられるようになり、パーを取れるチャンスを増やすこと。次にパッティングの練習、特に1.5〜2m位のパットをちゃんと打ち出せるようにしたい。そしておそらくもっとも重視しなくては行けないのが、ホール半ばで発生している余計なストローク損、とくに100yrd前後でダフったり、グリーン周りのチップを失敗したりするミスは、絶対に撲滅してやろうと決心した。

97というスコアは、もちろん、アベレージゴルファー未満のものではある。ただ、荒れたゴルフではなく丁寧にプレーし、また偶然いいスコアが出たわけではなく忍耐をもって出せたスコアなので、自分としては得るものが非常に多いラウンドだった。

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