久保選手がビジャレアルに来るデメリット
昨日、ビジャレアルの新シーズンとしての1試合目がスタートした。
そんななか私は久保選手がビジャレアルに来ることによって起こるあることを心配していた…
2020年8月24日、プレシーズンながらやはり毎年この日はワクワクする。さらに今年は久保に加えてコクラン、パレホの移籍でビジャレアルの注目度は例年に比べ相当高い。新シーズン(プレシーズン)1試合目である。
そんな中、私(だけでなくおそらく今までビジャレアルを応援していた日本人は思っていただろう)が危惧していたことは日本人のSNSでの暴走である。
久保選手のビジャレアル移籍は、今まで
「ビジャレアルってどこ?」
「なんでそんなチーム応援してるの?」
と散々聞かれていた私にとっては嬉しいニュースだった。
しかし久保選手がビジャレアルに移籍することでビジャレアルの公式アカウントが炎上するかもしれない、久保選手が出れないことによってビジャレアルが悪く言われてしまうかもしれない、そんな複雑な思いが私の中で渦巻いた。
そして昨日、その危惧していたことがついに起きてしまった。様々な情報が流れるなか、ビジャレアルの新シーズン1試合目をビジャレアル公式YouTubeで視聴できることになったのだが、そのコメント欄は見るに耐えないものとなった。
まず、久保選手が移籍しこれまでも幾度かコメント欄に関係のないコメントが書き込まれることがあった。そして私は昨日まで久保信者が荒らしていると思っていた。まずそのことは謝りたい。そもそもこの久保信者という言葉すら曖昧なものだが私がTwitterをやっていて純粋に久保選手を応援する方々が久保選手の活躍の妨害になるようなことをするわけがないと思った。
さて、本題である。昨日の試合に関して、コメント欄が原因か真偽は分からないもののYouTubeでのライブ配信は前半30分ごろに打ち切られその後、ライブの再開がされることはなかった。
例えこれが回線問題によるものだとしてもあのコメント欄は許されるものではないだろう。
日本人が楽しみにしている久保選手の活躍だがビジャレアルファンにとっては今年から数年は勝負の年となる。その黄金期に向けて久保選手にも名前を残してもらいたい。そんな時にこんなことで水を刺す奴がいるだろうか?
私の勝手な憶測だが、あのコメント欄を見るにサッカーファンがすることではなかった。ただひたすら意味のない同じことをコメントする、韓国語のコメントに挑発する、関係のないコメントをする…もし私が日本語のわかるスペイン人だとしたら日本人への評価は一気に下がる。たった30分で日本人全体の評価、信頼が下がるわけだ。
そもそもビジャレアルがなぜ小さな街のクラブながら好成績を残せているか考えて欲しい。やはりそこにはクラブの揺るぎない概念があり育成世代からの教育に力を入れて街全体がクラブを見守るような環境があるからだと思う。
この「教育」という面に置いて昨日のコメント欄を子供に見せられることができるだろうか?
ファンが気持ちよく応援できるだろうか?
冷たいことを言うようだがとにかく久保選手はローンとしてこの1年間ひたすら結果を残し続け、チームに貢献する。久保選手より優れた選手がいれば久保選手はベンチに回る。チームファースト。それがプロ、世界トップレベルのリーガの世界である。例えベンチにいても久保選手を応援し続ければいいだろう。それだけのことだ。若き日本の才能はビジャレアルで活躍しようがしまいがその経験を糧に将来世界的な選手になってくれるだろう。
今回は久保選手だけでなくチーム全体に迷惑がかかっている。この完全にサッカー用のnoteを見る方に昨日荒した人がいるとは思えない。
皆さんが久保選手を好きで応援しているのと同じで私もビジャレアルが大好きでここまで応援してきた。この思いが軽い気持ちで考えられないことをする人に届くことを願っている。