JMF(日本メノナイト宣教会(Japan Mennonite Fellowship)は、最初のメノナイト教会の宣教師が日本に来てから20年後の1971年5月、北海道、九州、東京地区のメノナイト系教会の代表が集まり、日本メノナイト宣教会(Japan Mennonite Fellowship)を設立しました。
目的はふたつ、メノナイト系諸団体の相互協力の促進と結束、及びアナバプテストの遺産の解明と適用でした。
同年「アナバプティズムにおけるディサイプルシップ」という主題でセミナーが開催され、その後3年ごとに各地で総会と合わせて開催されています。
今までも深いつながりがあった日本キリスト兄弟(けいてい)団が2010年に正式に加盟し、現在は4つの団体(日本メノナイトキリスト教会協議会
・東京地区メノナイト教会連合・日本キリスト兄弟団・日本メノナイト・キリスト教会会議)でJMFを構成しています。
メノナイト教会は、16世紀のアナバプテスト(再洗礼派)にその源があります。宗教改革者ツヴィングリの弟子たちが始めた成人洗礼の運動で、のちにオラ ンダのメノ・シモンズ(1496-1561)に導かれました。メノナイトとは「メノの仲間たち」という意味です。ヨーロッパで生まれたこの教会は、迫害さ れたために信仰の自由を求めて、ロシア・北米・南米へと移住し、その地で成長しました。
日本には、1949年大阪に、1951年北海道と九州に、最初の宣教師が伝道の第一歩をしるしました。
現在、北海道に日本メノナイトキリスト教会協議会が17教会、東京地区メノナイト教会連合が4教会、日本キリスト兄弟(けいてい)団が9教会、日本メノナイト・キリスト教会会議が14教会あります。友好団体の日本メノナイト・ブレザレン教団が29教会、また世界57ヶ国に約160万人の会員がいます。