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コレクタブルNFT Shiki Deities 「大天狗✖️源平合戦」第二章〜牛若丸(源義経)と弁慶の運命の出会い〜


 『運命とは、最もふさわしい場所へと貴方の魂を運ぶのだ』

ウィリアム・シェイクスピア

この言葉は、イングランドの詩人、ウィリアム・シェイクスピアの残した
名言として有名ですが

私たちの人生においても

「あの時、あの場所で、あの人に出会えたから、今の自分がある」

と、ふいに感謝の気持ちが湧いてくることや

反対に

「もしもあの時、あの場所で、あの人に出会えていなかったら
 今頃、自分は何をしていて、どうなっていたのだろうか・・・」

と、想像もつかないけど
妙に気になり、物思いにふけることなど


生きていれば、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。


理屈ではどうしても説明がつかないけれど
人生で必要不可欠であった不思議な出会い。

それを人々は、『運命の出会い』
名づけて呼んでいるのではないでしょうか。



こんにちは。Shiki Deities Founderの那知(Nachi)です。

上記の動画は

牛若丸(源義経)と弁慶の五条大橋での出会い を

手塚治虫さんが「弁慶と牛若丸」にて漫画・アニメとして
描かれているものです。

たった3分間ほどの動画ですが、つい引き込まれてしまいます、、、
さすが、手塚作品!!

850年程の時が経った現代でも、なおアニメ・漫画
時代劇・大河ドラマ等でも語りつがれている


『牛若丸(源義経)と弁慶の出会い』


これは、当時、日本を支配していた平家を
源氏が滅ぼすにあたって、大活躍を果たした2人の
日本の歴史を変えるに至った

日本を代表する『運命の出会い』

と言っても過言ではない気がいたします。


そんな牛若丸・弁慶の運命の出会いを

今回、Shiki Deitiesでは

日本の神様の一柱である
「大天狗(だいてんぐ)」と共に描きました。

題して、

コレクタブルNFT Shiki Deities
第一部第二弾「大天狗✖️源平合戦」
〜第二章〜牛若丸(源義経)と弁慶の運命の出会い

です。



「大天狗✖️源平合戦」第二章
〜牛若丸(源義経)と弁慶の運命の出会い〜


前回、第1章はこちら↑


1159年、平治の乱により、源義朝亡き後
義朝一族は平家によって殺されました。

しかし、義朝の嫡男(最年長の子供)であった源頼朝(当時14歳)は
死刑にはされず、伊豆へ流刑
となりました。

一方、源義朝の※側室・妾(めかけ)であった常盤御前
平治の乱の戦火から逃れるため

※側室・妾・・・広い意味では、現代でいう愛人。
しかし男が家を継ぐこの時代では、正室(正妻)だけでは
もしも男子が産まれなかった場合、家の存続ができない為
高貴な男性(皇室、公家、武家)は、側室を何人かとり
沢山の子供を産ませていた。
またこの時代では側室を持つことは、その一族の権力と財力を象徴・誇示することでもあった。

源義朝との間に授かった3人の子供を連れて
大和国宇陀郡(現在の奈良県)に逃げ、隠れ住んでいました。

常盤御前(歌川国芳)
常盤御前と子どもたち(歌川国貞)


その3人の子供のうち一人は、当時1歳の牛若丸(源義経)でありました。

常盤御前は、平清盛に義朝が敗戦したこと
平家によって義朝一族の残党狩りが行われていることを知り

平家に見つかれば、子供が殺されるかもしれないと考え
3人の子供を連れて逃げ回ります。

夫が敗戦したことを知り、子供を守るために
逃げている時はさぞ辛かったでしょう、、心が痛みます。。。

しかし常盤御前の母親が平氏に拷問に掛けられていると聞き
3人の子供と共に常盤御前は、平清盛の元に自首することになります。

頼朝が助命されていたので、常盤御前やその子供達は助命されることも
おそらく決まっていましたが、そうとも知らない常盤御前は

自分の命と引き換えに自分の母と子供達の助命を
平清盛に必死に懇願しました。


常盤御前は、京の1,000人の女性の中から選ばれた絶世の美女と名高く
その美貌でも有名でしたが
平清盛は常盤御前の思いにも心を打たれ

嘆願を聞き入れ平清盛の側室・妾(めかけ)となることと引き換えに
常盤御前とその母親、牛若丸(源義経)を含む3人の子供を助命しました。


さて、ここでShiki Deities の作品の紹介です。

Shiki Deities 『常盤御前・源平合戦』
(ときわごぜん・げんぺいがっせん)

「Shiki Deities」専属クリエーターの
TALKIE(トーキー)さんに描いていただきました。

『常盤御前・源平合戦』
常盤御前をカートゥーン系アニメ塗りアートで描いています。
平安時代末期の公家や上級武士に嫁いだ女性の冬の日常服をお召しになっています。
袿(うちき)を上に単を重ね、打袴(うちはかま)をはいた
冬の褻(け)・日常の装いをしています。
頭に被っている、雪よけの笠(かさ)と背景は
何やらUFO??のように見えます。
時代を大きく変えることになる源義経を常盤御前は産んでいますが
源頼朝含め源義経が助命された経緯にも
何やら見えない大きな力もはたらいていたのでは???と考えさせられる作品です笑


さて、一命をとりとめた牛若丸(源義経)は、7歳(11歳と諸説あり)の時に

京都・鞍馬寺


に預けられました。

京都・鞍馬寺はこちら↓
【TVCM】 1998年 夏「鞍馬寺」そうだ 京都、行こう。

写真左上:鞍馬寺・仁王門前
左下:鞍馬寺本堂金剛床
右上:鞍馬寺・奥之院魔王殿 
右下中央:鞍馬駅前モニュメント“大天狗(おおてんぐ)"
右下:鞍馬寺にてインスピレーションを降ろして描いた大天狗 (Powerful Tengu)Talkie作


京都・鞍馬寺にて、牛若丸は16歳程まで
鞍馬山に住む大天狗と共に武術の修行をしたという伝説が
語り継がれており

軍記物語である『義経記』(室町時代)能の演目『鞍馬天狗』でも
大天狗に指導を受けて、剣術を磨いたことが描かれております。

能・『鞍馬天狗』詳細はこちら↓

鞍馬寺・鞍馬山にて大天狗に牛若丸が武術を指導されている様子↓

鞍馬寺の大天狗僧正房と剣術修行をする遮那王。月岡芳年画
義経鞍馬山之図。鞍馬山で天狗との修行  月岡芳年画


鞍馬寺で武芸を磨いた牛若丸ですが
とうとう弁慶との運命の出会いを果たします。

牛若丸(義経)と弁慶の出会いは
軍記物語である『平家物語』(鎌倉時代)『太平記』(室町時代)
歴史書である『吾妻鏡』(鎌倉時代)でも描かれています。


源義経のことが最も詳しく書かれている少々脚色の入った
室町時代の軍記物語であるは『義経記』では

義経と弁慶が最初に出会ったのは、1176年6月のとある日の夜のことで、
場所は五條天神社の近くと記されてます。(五条大橋は諸説あり)

牛若丸(義経)は当時18歳。

この夜、既に999本の太刀を奪い取っていた弁慶は、
1000本目に奪う太刀が良い太刀であるようにと五條天神で祈願していました。

そこに、笛を吹く義経が偶然通りがかり
それを目にした弁慶は「太刀をよこせ」と義経に襲いかかったのです。

義経記五條橋之図(左:弁慶 右:牛若丸)(月岡芳年画)


すると、義経は弁慶の分厚い胸を蹴って、築塀の上に飛び上がり、
鞍馬天狗に指導を受けた兵法の奥義、六韜(りくとう)の秘術で交わし
弁慶を翻弄したのでした。
そして、この夜はそのまま引き分けとなりました.

『和漢英勇画伝』より「義経 弁慶と五条の橋で戦ふ」(歌川国芳画)
五条大橋での戦いを描いた江戸時代の浮世絵

次の日、義経にあしらわれた弁慶は、悔しさから仕返しをしようと
考えていました。

その日京都・清水寺が縁日だったことを思い出し、
もしかしたら牛若丸(義経)も来るかもしれないと考え、
清水寺の山門の前で待ち伏せることにしたのです。

弁慶が予想した通り、牛若丸(義経)が現れ
弁慶は牛若丸(義経)に薙刀で斬りかかりましたが、またしても弁慶は義経に軽くあしらわれてしまいました。

しばらくして、弁慶は義経に取り押さえられ、
義経の家来として、君臣の契りを結ぶことになりました。


ここでShiki Deities の作品の紹介です。

Shiki Deities 『大天狗・弁慶』
(だいてんぐ・べんけい)

「Shiki Deities」専属クリエーターの
TALKIE(トーキー)さんに描いていただきました。

『大天狗・弁慶』
弁慶をカートゥーン系アニメ塗りアートで描いています。
平安時代末期の僧兵の服装で、裹頭(かとう)という頭部を白の五条袈裟(げさ)でおおい、素絹(そけん)という衣の下に腹巻という歩卒用甲冑(かっちゅう)を着込んでいます。
右手に数珠(じゅず)を、左手に大刀(だいとう)をもち背中に残り6種類の武器を隠し持っているようです。屈強さと剛力で、当時驕り高ぶっていた平家の刀を999本取り上げていたという
逸話が残っていますが、そのたくましさと強さが絵の表情からもみてとれます。
夜に会うのは実に怖い、、、、。笑

Shiki Deities 『大天狗・牛若丸』
(だいてんぐ・うしわかまる)

「Shiki Deities」専属クリエーターの
TALKIE(トーキー)さんに描いていただきました。

『大天狗・牛若丸』
牛若丸(義経)をカートゥーン系アニメ塗りアートで描いています。服装は、童子水干姿(どうじすいかんすがた)。衣(きぬ)を被って顔を隠し、上流の童子等の服装をしています。
太刀を携え、薄墨の笛(横笛)を吹きながら歩く姿は
まさに平安時代末期のカリスマの香りがします。
小柄だったと言われる牛若丸(義経)ですが芯の強さ、何か時代を大きく変えるような偉大な雰囲気をこの時からまとっていたような、、、
そんなオーラを感じさせる作品です。


牛若丸と弁慶の五条大橋での戦いですが、

現代では
2012年公開の大河ドラマ『平清盛』の第39話で
神木隆之介さん演じる「牛若丸(源義経)」と青木崇高さん演じる「弁慶」の五条大橋での出会いをドラマ化されており
ネットでの配信ではNHKオンデマンドにて視聴することができます。

神木くん演じる牛若丸はかわいかっこいい、、。。
青木さん演じる弁慶も豪快で勇ましくかっこいいです。
少々コミカルに描かれている五条大橋での決闘シーンも必見です。

作品詳細はこちら↓


また
2005年公開の大河ドラマ『義経』の第5話で
滝沢秀明さん演じる「「牛若丸(源義経)」と松平健さん演じる「弁慶」の
五条大橋での出会いは、よりドラマティックに映像化されており、こちらも必見です。
こちらはネットでの配信はないですが、DVDにて視聴することができます。

タッキーイケメンすぎる、、松平さん演じる弁慶も渋くてかっこいい。。
美を追求した五条大橋での決闘シーンは見物です。

作品詳細はこちら↓

いずれの作品も非常に傑作で、おすすめです。



さて、牛若丸(義経)に取り押さえられた弁慶ですが
義経の家来として、君臣の契りを結ぶことになり
打倒平家に備えて、2人は共に過ごすことになりました。

闘いの後に仲直り、意気投合して
深い関係になっていくのは、男らしく、清々しいですね。
義経と弁慶の間柄ってなんか憧れますよね。笑
そして、ザ・運命の出会いって感じがします笑



なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない

いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない

『糸』冒頭部分 作詞・作曲:中島 みゆき


最後に、中島みゆきさんの『糸』という歌がありますが
(上記動画は、映画『糸』MUSIC VIDEO)

まさに、なぜいつめぐり逢うのか

わからないからこそ、『運命の出会い』であり
人生が面白くなるのかもしれません。。。



それでは、Shiki Deitiesと共にあらんことを。


次回予告「大天狗✖️源平合戦」第三章
〜平清盛の死と、源頼朝の台頭〜
です。

お楽しみに♪

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