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右も左もわからない

本noteは納期を優先してしまいました。。。
評判よければどっかで直します。。。

お久しぶりです。
自分の思想は右、左のどちらかと言えば、下だと思っている奴隷です。
最近は奴隷業が忙しく、週末は寝ることとゼルダの伝説スカイウォードソードばかりで、note更新をさぼってましたが反省はしていません。

さて、NFL2021年シーズン、とうとう開幕しましたね。
コロナが世を騒がせるようになって約2年。明日も同じが約束されない怒涛の日々の中でも、初戦からカウボーイズが負け、変わらないこともあるんだな〜としみじみ思っています。

数時間後にはいよいよ我らが49ersの開幕戦。相手はDetroit Lions。
Lionsのプレシーズン最大のニュースといえばドラ1Penei Sewellのプレシーズンでの不調ではないでしょうか?

将来性抜群のレフトタックル(LT)とドラフト前に評されたSewell君が、逆サイドのライトタックル(RT)にコンバートされただけで、同じ世代の新人DL達にもコテンパンにされる姿に衝撃を受けた方も多いのではないかと思います。

でも実はオフェンスライン経験者からすると、左右ひっくり返すだけに見えて、このコンバートって難しいんです。
今回はプレイ未経験者にもわかるように、タックルの左右コンバートを難しくしている要因を簡単にまとめてみました。


①スタンス (プレイ前のセット体勢)の反転

コンバートの影響はプレイ開始前からすでにあります。プレイするサイドが逆転すると、スタンツが左右反転するのですが、この違和感は想像以上に大きい。

C以外のOLのスタンスは、パス比率の上がった現代フットボールにおいては、QBに近い方の足を前に上げ、プレイするサイドの足を後ろに下げることが基本になっています。これの最大の理由は、パスの時QBへの最短コースとなる内側のギャップを前にあげた内足をくさびにして守りながら、下げた外足で外側からまくってくるディフェンダーへ対応するためです。足が逆だと、そのポジションに移る間にディフェンダーが抜けてしまう可能性が高まるので、スタート前からその足のポジショニングをとります。

OLとDLの間の距離は短いと30cmくらいしかない。その短距離の勝負を制するために、OLは自分のスタンスからのスタートをとことん練習する。短距離走のスタートのようなもの。普段から逆も練習していないスタンスでスタートするのは、スイッチヒッターでもないバッターが逆の打席に立つようなものです。

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うん、やりにくそうだ。

②手足の動き

違和感を感じながらも、スタートするSewell君。次に彼を待ち受けるのは、ステップワークです。

Sewell君同様、左右が逆転すると、一番苦労するのがパスプロテクションでのフットワークです。

パスプロには様々なフットワークがありますが、最も基本的なものが”キックステップ”と"スライドステップ”と”パワーステップ”というものです。キックステップは、相手が自分に外にいる時に使うステップでこちらの動画でいう、下がっていくときのステップになります。

外側からのラッシュに対応するキックステップ。左タックルなら左足で試合中にすることがないくらい、これらのステップは固定化されます。

上半身の動きも例外ではなく、パスプロテクションにおける、手の使い方はさまざまなテクニックはあれど、内側を守ることが前提になっていることが多く、左右の反転は見た目以上に難しい。

そう、左右の逆転はフォークとナイフを逆に持つようなものなのです。

※ランブロッキングももちろん同様なのですが、ランの場合パスと違って自分の内側、外側の双方をあけることがあるため、パスプロテクションに比べると両サイドの動きを普段から練習します。

③慣れ

ただでさえ難しい左右のフリップ。しかし、Sewell君においては、これに対する”慣れ”という点でもハンデを背負ってます。

まず①のスタンスですが、控えの選手であれば、左右両方を想定し練習しており、ここまで違和感を感じることはありません。Sewell君の場合は、長年チーム最強のレフトタックルというポジションを任せられており、誰かが怪我しようとも別のポジションへ移る可能性がなかったことから、練習ができていなかったのだと思われます。

また、②の手足の動きについても、実はタックルとガード/センターでは大きく異なります。
内側を守る、という基本は一緒であれど、ガード/センターの場合はQBに近いことから、下がることを前提としたパスプロをあまりしません。しかも、エッジラッシャーという自分の外側を守る責任がある選手と対峙するタックルとはことなり、インテリアにいるDLはガード/センターの内側にもセットすることがあり、結果として、サイドを固定したガードであっても、逆サイドのガードに似た動きをとることになります。

いざ、開幕戦

ということでですね、Sewell君が右タックルで出そうということで、このnoteを思いついたのが、9月9日でした。忙しいことを言い訳に週末に編集しようとしたところ、怪我の事情でSewell結局左タックルで出そうになっちゃいました。あんまり意味ないよね?ということで、評判よくない限りこのあらあらの状態で今回は投稿しちゃいます。優しいお方、ブラッシュアップをして欲しい方はぜひチーズバーガー基金へのご協力、お願いします。

え、ロスターレビューさぼんなって?仕事忙しいねん。。。ということで最後に、飛ばしたnote分に49ers rosterをレビューしますね。

WR/TE スターター陣は強力。言わずもがななTEキトル様。エースWRはAiyukと思われるが、Deeboも怪我がなければ正直昔のフィッツジェラルドとボールディンのような様相。どちらもLOSより後ろでも活躍できる人員。3人目のWR以下が手薄。Shefieldの活躍に期待。

DL キーポイントはキンローの成長。

LB 守備の看板ユニットとなるか。スピード重視のメンツ。DLが暴れる分フリーで動きやすい。ALL-PRO FREDに負けず劣らず、Greenlawもいい。

DB Hufuangaの躍進。これはうれしい。怪我があっても多少対応可能か。パスカバーが弱いので、微妙な使いどころ。

怪我すんなよ!以上。

So happy that football is back.

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