見出し画像

2020 49ers QBレビュー&オフシーズン展望

いや、次はRBって予定でしたよ?確かに宣言しましたよ?QBはオフェンスの最後にとっておくつもりでしたよ?でもね?
こんなんされたら、流石に無視できませんよね?

画像1

今年の1巡(全体12位)来年の1,3巡、再来年の1巡。
もはやQB指名確定。会見含め、首脳陣ももはやQB獲得の意向を隠さない。通常はこういうトレードの大半がドラフト中に発生するのですが、今回に関しては「決めたんだから早くやっちゃって、堂々と選手のエバリュエーションに時間をかけたい」という狙いのようです。

ということで、言いたいことはたくさんあります。デショーン・ワトソンを訴えているマッサージ師の数より多いくらいありますが、まずは一旦去年のレビューから。

It’s a QB driven league after all 

去年、試合でスナップを受けたQBは3名。

まずはこの人。エースQBジミー ・ガロポロ。3年半前に移籍して以来、ベイエリアでは閉経済みのおばあちゃんが妊娠してしまう事例がいくつかあったとか...
スタッツは6試合出場(途中で抜けたりで実質5)、1,096ヤード、7TD-5INT、92.4のレーティング。先発した試合は3勝3敗。二試合目で追ったケガが終始影響しフルパフォーマンスは発揮できず。スクリーンなども差し引くとレーティングは少し下がるか?数字同様、実際のパフォーマンスもシーズン通じてアベレージな内容だった。クイックリリースとパスの正確性については良かったものの、機動力、そして何より想定していない形への対応力の無さが去年に続き課題に。INTの多さはあまり変わらず。
そんな彼を象徴する2020の一枚を選ぶとすればやはりこれ。やはり49ersのQBが膝をつくとロクなことがない。

画像2

続いて中村獅童似の控えQBニック・マレンズ。一部ではシカゴに行ったニック・フォールズと同じBig Dick Nickと呼ばれている彼ですが、Big Dickすぎましたね。8試合先発(実質9試合)、2,277ヤード、12TD-12INT、84.1レーティング。TDとINT数が現すようにとにかくターンオーバーが多く、勝てるゲームもいくつも落とす結果に。Big Dickってのは大胆不敵的な意味もありますが、大胆に敵にボール渡しすぎよ...一昨年もジミーがケガしてリリーフ、その時の評価であれば2-3巡でトレードも可能か⁉︎なんて噂の出たアンドラフテッドな彼も、化けの皮が剥がれました。結局先発試合では2勝。
そんな彼の一枚はこれ。さすが剛腕ファーブの大学の後輩!でももう少しSmall Dickが欲しかったです。

画像3

最後は神様キトル様と大学時代からチームメイトのCJベサード兄貴。マレンズ君までケガしてラスト2試合に先発。787ヤード、6TD-0INT、105.7レーティング。あれ⁉︎めちゃくちゃよくない⁉︎なんてこと思うなかれ。彼の全てはこの一枚で語れるのだ。
(尚、これに今年は勝ちと負けを一つずつ加えられた)

画像4

改めてこれで6-10なんだから、QBさえまともならと切に感じた一年だった...

2021展望

展望もクソもあるか!全ては4/30次第や!!
ということで冒頭のトレードに戻るのである。昨年散々だったQBルーム。マレンズとベサードは契約が切れるが再契約はないと予想がされていた49ers。実は今回の動きはポピュラーな予想の一つだったんです。
ガロポロは試合に出れば勝つ(勝率約75%)し、カバーの読み違いでのINTはあれど、1試合に複数回は崩れない。クイックリリースと正確性が売りでリーダーシップもある。何より、契約当時は高かった契約も、今となっては年25M程度と決して高くない。信じたいというファンの想いはありながらもトレードの噂があったのは、以下の理由からでした。

1. 欠場が多い
試合に出たら勝てるって言っても契約してから半分近く怪我欠場してたら意味がない。

2. 契約は残すところ2年
2021シーズン、良い活躍をしたら今の格安契約は絶対に継続できない。

3. ゲームブレイカーではない
試合を崩さないゲームマネジャーではあるものの、マホームズみたいにブリッツを無かったことにしたり、ラマーのようにボックスに強制的に人数を増やすゲームブレイカーではない。与えられたもの以上を作れない。

4. 試合に出ろ

今年一年単体で見れば、ジミーが怪我しなければもちろんラッキーではあるけれど、どうせ来年のキャップシチュエーションは苦しい。それがわかっていた中で、めぼしい才能がドラフトにいれば、一年ジミーの下で学ばせ、来年から切り替えるのでは?という読みがあったのだ。何より、今年は怪我の影響もあり1巡12位。トレードするにしても実力に見合わない高指名権だったため僕含め、ファンの中ではQBか⁉︎という声があった。こういう思考がファンレベルまで浸透したのは間違いなくマホームズエフェクトである。アレン君の成長も頼もしい。

ドラフト候補の中で、一番SFが欲しいだろう選手はザック・ウィルソン。ジェッツに指名されるのが濃厚な彼の次は誰だろう?個人的にはジャスティン・フィールズと予想しておく。トレイ・ランスなら一年まるまるお勉強となるだろうし、マック・ジョーンズは3位にまで上がるタイプではないと予想はしている。

誰であろうとドラフトが楽しみである。4月30日よ、早く来い。有給をとりたい!

ここから先は

0字

¥ 100

チーズバーガー食うので投げ銭してください。