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Dear Beloved 2021 49ers

シーズン当初から思うと、本当に出来すぎたシーズンだったよ。
知ってたけれど、ラムズは強かった。
でもそんな強い相手に、今年の49ersのチームで肉薄できた。
あと一歩でスーパーボウルというところまで行った。

毎シーズン特別だけど、今年は格別だったよ。
今年だけでなく、来年、再来年のドラフト1巡まで突っ込んでTrey Lanceを獲った時点で今年は再建期になったはずだった。

開幕早々、エースRBのRaheem Mostertがシーズンアウト。
自慢のラン攻撃は核を失った。

そして続いてJason Verrettもシーズンアウト。
唯一、相手のエースと渡り合えるようなコーナーバックを失った。
Verrettの過去を考えると、その後ろのデプスが薄かったのも、やっぱり再建期だったんだと思う。

それに続いて、OLの中核のMike McGlinchey、DL期待の若手 Javon Kinlawもシーズンアウト。
結局エッジラッシュの鍵を握るDee Fordもほぼプレイしないでシーズンアウトになった。

一時は3勝5敗まで落ちたチームがここまで来れたのは奇跡だし、

ありがとう、DeMeco Ryans。
2019年を彷彿とさせるDLを牽引してくれて、ありがとう。
正直シーズン前半では、コンサバすぎてやられるシーンが多かったけど、後半にはベテランDCのような狡猾さで、実力で劣るCB陣でもここまでできた。
まだ余所のヘッドコーチにはならないでくれよ。
さすがに早い。

ありがとう、DLユニット。
KinlawもFordもいないとラッシュがかからないと思いきや、怪我から復帰したてのNick BosaはCPOY級の活躍で牽引してくれたし、Arik ArmsteadはDT/DE動きながら、大事なシーズン終盤で大活躍してくれて、ありがとう。
DJ Jonesは絶対契約延長してくれよな。

ありがとう、LBユニット。
Fred Warnerだけじゃないリーグ屈指の若手ユニットに成長してくれて、ありがとう。

ありがとう、Jimmie Ward。
フィールドに立たない、ビッグプレイを起こせない。
そんなキャリア初期の評価は完全に覆したよ。
ロスター最古株らしいリーダーシップをありがとう。

ありがとう、Kyle Shanahan。
スタメンQBが怪我していない2シーズンでスーパボウル進出1回、NFCチャンピオンシップ進出1回。オフェンスの天才と称される実力をいかんなく発揮してくれて、ありがとう。
でもそれ以上にフィジカルに勝つ、絶対に諦めないチームメンタリティを根付かせてくれて、ありがとう。
ヘッドコーチとしても一流だよ。

ありがとう、Trent Williams。
ボロボロであっても世界最強でいてくれて、ありがとう。
こういう言い方が良いかわからないけど、どんなに負けがこんでいる時でも、君がこのチームを好きだと公言してくれている限り、本当は強いチームなんだって思えたし、実際そうだったよ。ありがとう。

ありがとう、Deebo Samuel。
Jerry Rice、Terrell Owensがいなくなって以来、近年の49ersファンが見たことのないような、リーグMVP級のオフェンスプレイヤーになってくれて、ありがとう。
WRとしてパスコースを走るし、RBとしてハードタックルを受ける。そんなことをずっと繰り返して、シーズン終盤は4Qにはボロボロになりながらもチームを担いでくれて、ありがとう。

みんな、みんな、ありがとう。
シーズン前からしたら夢のようなシーズンを、ありがとう。

そして最後に、ありがとう、Jimmy G。
ドラフト1巡でQBを取った球団のために、怪我を押しながら出場し続けてくれて、ありがとう。
負けた時だけでなく、勝った時すら酷評するファンベースのために戦ってくれて、ありがとう。
期待してなかったシーズンを、こんな夢のようなシーズンにしてくれて、ありがとう。
4年間で2度の夢のようなシーズンをありがとう。
ありがとう。ほんとうに、ほんとうに、ありがとう。

チーズバーガー食うので投げ銭してください。