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ぶっちゃけお金ってどうやって払うの?

Aさん(デザイナー):
「今日は、デザインを依頼するときの支払い方法についてお話ししましょう。具体的には3つの形式が一般的です。それぞれに特徴があるので、クライアントさんの状況や希望に応じて柔軟に対応できますよ。」

Bさん(クライアント):
「それはありがたいです!実はスタートアップなので予算に限りがあるんですが、まずは基本的な支払い方法から教えてもらえますか?」

Aさん:
「もちろんです。まず1つ目は イニシャルフィー(一括払い) です。
これはデザイン料をプロジェクト終了時や納品時に一括で支払う方法です。例えば、30万円のデザイン料を契約時に15万円、納品時に15万円という形で分割払いする場合もあります。この形式では、デザインに関する知的財産権が買取されるので、クライアントさんのものになります。」

Bさん:
「なるほど、確かに一括払いなら予算がはっきりしている場合には便利ですね。でも、スタートアップでは売上が出るまでの資金繰りが難しいこともあるんですよ。」

Aさん:
「そういった場合に適しているのが、2つ目の ロイヤリティ 方式です。これは製品が売れた後、売上額に対する一定の比率を支払う方法です。通常、売上の3~5%くらいが多いですね。たとえば、売上が増えればロイヤリティも増える仕組みですが、その分リスクを分け合う形になります。」

Bさん:
「それなら、最初の投資が少なくて済みますね。でも売上が予想よりも低かった場合、デザイナーさんにとっては厳しくなりませんか?」

Aさん:
「確かにその可能性もありますね。そこで、3つ目の方法が イニシャルフィー+ロイヤリティ です。この形式が一番バランスが良く、プロダクトデザイン業界では一般的な方法です。イニシャルフィーを少し下げて、その分ロイヤリティを加えることで、双方にメリットがあります。」

Bさん:
「それだと、お互いのリスクをうまく分散できるんですね。どの形式を選ぶかは、予算やプロジェクトの規模によって変わりそうですね。」

Aさん:
「おっしゃる通りです。たとえば、初期投資が難しい企業にはイニシャルフィーを抑えてロイヤリティを上げる提案をします。一方で、大企業の場合はイニシャルフィーのみで依頼されることが多いですね。詳細やご相談があれば、ぜひお気軽にご連絡ください!」




と、いうことで
デザイナーにデザインを依頼する際の参考となる支払い形式についてご紹介します。
一般的には以下の3つの形式があり、クライアント様の状況に応じて柔軟に対応可能です。

① イニシャルフィー(一括払い)

プロジェクト開始時に定めたデザイン料を納品時やプロジェクト終了時に一括でお支払いする形式です。
知的財産権は買取扱いとなり、クライアント様に譲渡されます。また、一括払いではなく、契約時・納品時の分割払いも可能です(例:15万円ずつの分割で30万円)。

② ロイヤリティ

製品の売上(工場出荷額)の一定比率を報酬としてお支払いする形式です。
通常は**売上の3%~5%**が多く、上代が高い場合は比率が下がる傾向があります。また、販売台数が増えるにつれてロイヤリティを段階的に減らす契約も可能です。

③ イニシャルフィー(一括払い)+ロイヤリティ

2つを組み合わせた形式で、プロダクトデザイン業界では最も一般的な支払い方法です。
イニシャルフィーとロイヤリティの比率を調整し、予算に応じた柔軟な提案をいたします。


状況に応じた柔軟な対応

  • スタートアップや中小企業の場合
    初期投資が難しい場合には、イニシャルフィーを抑え、ロイヤリティの比率を上げる提案が可能です。

  • 大企業の場合
    生産量が多い場合は、イニシャルフィーのみでの契約が主流です。


お仕事のご相談 /  jpdesignfarm@gmail.com
https://japandesignfarm.studio.site/


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