北の眼科医の弟子

イギリスで眼科専門医を目指すブログです

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最近の記事

Health and Care Worker Visaの申請に関して

外国人としてイギリスで働くにはビザが必要ですが、NHSで臨床医として働くにはskilled worker visaの中のhealth and care worker visaの取得が必要です。今回はその申請の仕方に関して記載します。ちなみに日本に住んでいて申請する場合のやり方です。 (1) 病院からCoSを発行してもらう  まずは就職が決まった病院からCoS (Certificate of Sponsorship)を発行してもらいます。そのために、(i) パスポート、(ii

    • FRCOphth Part1合格しました

      イギリスで眼科専門医を取得しようとすると (1) OST (ophthalmic specialist training)を終了 (2) portfolio pathway (CESR)でOSTを終了した人と同等であることを示す の2通りになります。(1)のOSTは専門研修プログラムで、研修医終了後に全英でマッチングが行われます。しかしOSTは7年間のプログラムであることと、30ヶ月以上眼科の経験がある場合はOSTに入れないため、日本で眼科専門医を取得した場合には(2)のpo

      • NHS non-training job就職活動、面接、詳細

        面接は5箇所に呼ばれた。全てオンラインで行われた。 【A病院(白内障+救急)】 ・ロンドンの有名眼科病院の分院で、私にとって初めての面接だった。 ・自己紹介の後、(1) 細菌性角膜炎疑いの診断、治療に関して、(2) 白内障の手術のやり方を患者さんにわかるように説明、の2題の臨床問題があった。その後、白内障手術はどれくらい行ったことがあるか、1人でできるかどうか、いつから働けるか、を聞かれた。→感触は悪くなかったですが、不合格だった。フィードバックでは好評価のコメントだったが

        • イギリスで眼科医を目指す理由

          一番よく聞かれる質問は、どうして(世界的に見ても暮らしやすく、安定した仕事がある日本を離れて)イギリスで医師として働くのか?である。この質問はごく当たり前で、私も他国(主にアメリカ)で活躍している先輩、同期には常々尋ねてきた。 最大の理由は夢とプライドだと思う。英語は中学生の頃から好きだったし、学生時代も休暇期間にアメリカ、イギリス、オーストラリアに病院見学に行った。その中で最も印象に残ったのはイギリスだった。アメリカは規模や医療に対する姿勢が全く異なり”異質な”印象を受け