自然との共生
田んぼの畦には百姓の歩いた道ができる
田んぼはこの畦がとても重要な役割を果たしている
水を貯める堤防となり、水浸しになる田んぼからの虫の逃げ場にもなる
そして、この大事な畦をしっかりと固めてくれるのが草の根っこなのだ
草刈りをして短い草に日を当たるようにし、畦を歩いてモグラの空けた穴を締める
色んな草が生え根を張り巡らし、踏み固めて畦が強くなる
田んぼを見て周ることは立派な百姓仕事である
草刈りは大変かもしれないが、それが手入れというものである
そして、それがみんなが憧れる
自給という生活なのだ
田畑を自給し、景色を自給する
生き物を自給し、やっと食べ物が自給できる
自然を受け入れて、折り合いをつけて、学んで、諦めて、殺めて、育てて、ドロドロになって
これが天地にめり込んで生きてる百姓が思う
自然との共生だ
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