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著書『百姓語り』note版

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【マガジンの内容】 著者が大阪から長野に移住し百姓を目指した10年間。その百姓になる過程で感じたこと見えてきたことを綴ったエッセイ集。 百姓が内側から見た農の世界について語ります… もっと読む
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はじめに

本書を手にとって頂き、誠にありがとうございます。 私は2013年に大阪から長野県に移住をしま…

農の世界にとりつかれて

田んぼが恋しくなってきた お米作りの仕事の中で、私が一番好きな仕事は草取りです あんなに…

生きものの生死と百姓

春先に耕運機で田んぼを荒こなししていると まだ、冬眠から目が覚めていないカエルのことを思…

百姓のまなざし

田んぼに水を入れ、耕運機で田おこしをしていると、カラスやハクセキレイや小さな鳥たちが、虫…

田んぼの土

田んぼの土は愛のかたまりである 土は生き物たちの生死が、何年も何十年も積み重なってできて…

百姓の地図

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田んぼへの想い

私が借りている田んぼの上に数枚の遊休田があります この遊休田は、私がお米作りの修行をしていたとき 師匠が地主さんから借りてお米を作っていました ある日突然、師匠がその田んぼに 『稲が育ってきたからAさん(地主さん)を呼びにいこう』 と言い出したのです

つばめさんと暮らして

2階のベランダのサッシを開けると 1羽のツバメさんが、私の目線と同じ位置でホバリングをして…

百姓の守りたいもの

田んぼの中に入り、我を忘れて、音も消えて あまねく存在たちの中に入り込む

百姓語り

百姓には失いたくないものがある 私は、お米作りの修行中に、よく師匠から 「手仕事覚えろ」…

山と畑を愛して

夏場のカンカン照りの畑の草刈り 草刈り機で草を刈っていると、日差しと暑さが襲いかかってく…

循環させる農法

昔の農家さんは、できたものを循環させていました 例えば、お米を作り、牛を飼い 大豆を育て…

もらい風呂

定食屋さんで御飯を食べていると 後ろから、何やら話し声が聞こえてくる 男性 「昔は若い子た…

天地と百姓

菌は菌 菌は菌のために生きている 草は草 草は草のために生きている 花や 土や 虫も 何かのために生きていない 『今』を自分のために生きている