決勝トーナメントが始まります! 第39回 全農 日本カーリング選手権大会
2021-2022シーズン最後のイベント「第39回 全農 日本カーリング選手権」(日本選手権)
全国から男女9チームずつが出場し、競技を繰り広げていますが、いよいよ予選リーグの全日程が終了し、決勝トーナメントに進出する男女4チームずつが決まりました。
決勝トーナメント出場チームの簡単な紹介、決勝トーナメントの方式と放送予定についてまとめます!
大会情報は引き続き大会ホームページでもご確認ください(↓)
【女子予選1位】LOCOSOLARE
北京オリンピックでの銀メダルを手に、地元・北海道北見市での凱旋試合となる本大会、予選リーグ7勝1敗と強さを見せつけています。
同じく好調の北海道銀行との対戦でも、7エンド目には藤澤五月選手のスーパーショットで一挙5得点をもぎ取る力強さを見せています。世界レベルの実績を持つLOCOSOLARE、頂点への視界は良好です。
【女子予選2位】北海道銀行
「フォルティウス」が長年築いてきた「北海道銀行女子カーリング部」の土壌に、新しくチームが結成されました。愛称は「北海道銀行リラーズ」。
昨年の日本選手権でフィフスとして優勝経験がある伊藤彩未選手が、「北海道銀行フォルティウス」から「北海道銀行リラーズ」への架け橋となりました。今大会、盤石な戦いぶりを見せ予選リーグ6勝2敗の堂々の2位通過です。
【女子予選3位】中部電力
3月の世界選手権での活躍も記憶に新しい強豪チーム。同じく6勝2敗で決勝トーナメントにコマを進めています。
これまでも各エンド最後の2投を投げる「フォース」を任されていた北澤育恵選手。世界選手権に続き、今大会では作戦を指示する「スキップ」も担当します。
逆に、これまで「スキップ」を任されていた中嶋星奈選手は、スウィーピングを担当します。いつも明るい笑顔でチームの雰囲気を盛り上げます。
【女子予選4位】フォルティウス
前回大会優勝チーム、現パシフィックアジアチャンピオンのフォルティウスですが、今大会は序盤から苦戦を強いられていました。予選最終戦の札幌協会戦をエキストラエンドの末に落とし4勝4敗となり、勝ち星としてはSC軽井沢クラブ、フィロシーク青森と並びましたが、DSC(毎試合前に先攻後攻を決定するために2投ずつ投げるドローショット、2投x9試合=18投のうち、結果が悪かった2投を除いた16投のセンターピンからの距離の平均で算出)の差で、4位に滑り込んだ形となりました。
ただし、予選リーグではライバルであるLOCOSOLARE相手に試合の主導権を渡さず10-4で快勝。決勝トーナメントで再戦となれば試合の行方は分からない、依然として優勝の可能性もあるチームです。
惜しくも決勝トーナメント進出とはなりませんでしたが、フィロシーク青森、SC軽井沢クラブ、札幌協会、富士急、チーム広島のみなさん、たくさんの良いプレーを見せていただきありがとうございました。
【男子予選1位】SC軽井沢クラブ
2007年の日本選手権初優勝から2018年の平昌オリンピックまで、日本の男子カーリングを牽引し続けたSC軽井沢クラブ。2018年に元のメンバーでの活動は終了し、山口剛史選手を中心とするチームとして再始動して今年で4年。とうとう歯車が噛み合い、今大会、圧倒的な強さを見せ、予選8戦全勝で駆け抜けています。
チームの新たな軸となっているのは若き司令塔、栁澤李空選手。どこまで快進撃が続くのか注目です。
【男子予選2位】札幌国際大学
2018年に日本選手権優勝の経験がある青木豪選手を中心に、ジュニアカテゴリーで圧倒的な強さを見せつけてきたチームですが、カナダでのカーリング経験を持つ佐藤剣仁選手をスキップとして迎え、いよいよ一般カテゴリーでも頭角を現しました。
予選リーグを7勝1敗の好成績で通過、決勝トーナメントでの活躍が楽しみです。
【男子予選3位】コンサドーレ
日本選手権3連覇中の国内最強チームでしたが、松村雄太選手が長野県のTM軽井沢に移籍。今大会は、安定のプレーが魅力、混合ダブルス世界選手権で松村千秋選手とのペアで大活躍だった、谷田康真選手が新たにスキップを務めています。
予選は6勝2敗の3位通過ですが、日本選手権の勝ち方をどこよりも知るチーム、このままでは終わらないはずです。
【男子予選4位】北見協会
SC軽井沢クラブのフィフスとして2018年平昌オリンピックを経験した平田洸介選手が中心となって北見を拠点に立ち上げたチーム「KiT CURLING CLUB」。激戦区である北海道ブロックからついにワイルドカードとして日本選手権出場を果たしていました。今大会も苦戦を強いられる場面が多かったものの、同地区の常呂ジュニアとの直接対決を8-7の接戦ながら制したことで、常呂ジュニアと同率の4勝4敗ながら4位に滑り込んでいます。
惜しくも決勝トーナメント進出とはなりませんでしたが、常呂ジュニア、チーム石村、チーム東京、岡山CA、長野県CAのみなさん、レベルの高い・熱い戦いを存分に見せていただき、ありがとうございました!
決勝トーナメント方式
日本選手権の決勝トーナメントは予選上位通過チームが有利になるように組まれた変則トーナメント「ページプレーオフシステム」で行われます。
テレビ放送予定(NHK BS1)
NHK BS1での放送予定について、以下の通りお知らせいたします!(102chへの切り替えのタイミングについてはNHKからのお知らせをご確認ください)
5/28 (土) 9:00- 男子プレーオフ(解説:両角公佑)
5/28 (土) 15:00- 女子準決勝(解説:市川美余)
5/29 (日) 9:00- 男子決勝(解説:両角公佑)
5/29 (日) 16:00- 女子決勝(解説:市川美余)
YouTube配信予定
大会公式ホームページの「SCHEDULE - スケジュール」のタブからご確認いただけます(各試合の配信へのリンク付き)。
決勝トーナメントは休む間もなく、5/28(土) 9:00からスタート。
日本一を決める、シーズン最後の熱い戦いに引き続きご注目ください!
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