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量産型フラミンゴの悲恋的ジレンマ
揃いの指輪を買ってくれた。
このフラミンゴは表向きでは
永遠に見つめ合うことはできず
どちらかが裏返しになるか
どちらかが上下逆さまになることで
初めて見つめ合うことができる
そしてこの数時間後、片方のフラミンゴは千切れ落ちる。
〜旅行中の某日、はしゃぎまくりインスタストーリーより〜
……そんなことを真剣に語り合った、賑やかな商店街でのワンシーンを思い出しながら描きました。
ラブストーリー
昔々、赤いずきんを捨てた少女は
誰にも見つけられずにひっそりと生きているひとの絶望を、ランプの温かい光で照らしたい、という思いがある。
*
今朝のこと、とりとめもなく童話『赤ずきん』の結末、そしてその後について思いを巡らせていた。
数年後、成長した赤ずきんは、自分とおばあちゃんとの命と引き替えに殺された狼のことをどう思うだろう。そして、もし殺された狼に家族がいたとしたら、彼らはその後どんな風に生きたのだろう。
『赤ずきん
明けない夜のオムニバス
いつまでも明けない夜に立ち尽くすひとへ。
──昔々、
*
「ごめんね、きみがこわくて、ごめんね」
どんな姿をしたきみでも抱き締めて愛を誓えるような、強く美しいお姫様になりたかった。
寂しいけれど、私の出番はここまで。でもね、
「泣きたくなるほど心優しいきみには、ハッピーエンドが待っている」
おとぎのくにはきっと、そういうふうにできているから。
絶望にはもう慣れたつもりなんだけど、
2020.11/28-12/11 令和慶祝カラー展@AAA GALLERY
初めまして。藍原淡海と申します。
この度、AAA GALLERY様の素敵なグループ展に参加させていただくこととなりました。貴重な機会をありがとうございます。
令和 慶祝カラー展。
令和、という時代を想うと、楽しいことや嬉しいことよりも、悲しいことや苦しいことばかりが頭に浮かんでしまい、どんな心で何を描こうか、すぐに決められませんでした。
この時代を生きる一人の人間として、この時代の、先の見