【雀魂】玉の間で○○○している人は負ける
※本記事のデータは2023/10/16時点のものです。
前回、以下の記事で、玉の間統計データを雀豪と雀聖で完全に分離してみました。
雀豪プレイヤー(以下、雀豪)と雀聖プレイヤー(以下、雀聖)が混在し、対戦プレイヤーレベルに大きな差があるという特徴がある玉の間。
今回はそんな玉の間に関する統計データを雀豪と雀聖で完全に分離し、雀豪と雀聖の差はどこにあるのかを少し分析してみました。そこから、玉の間で生き残るための戦略を見出そう、という目的です。
youtubeにも動画を投稿しています!
まずはリーチ指標から。
1:(再掲)統計データを雀豪と雀聖でそれぞれまとめる
段位人数の構成割合を円ブラフで見るとこうなります。
うん、スッキリした。
以下、雀豪と雀聖のリーチ指標を分析してみます。
と、その前に、Mリーグと玉の間の決定的な違いに少し触れておきます。
2:Mリーグを見ていると錯覚してしまう事
「とにかく早くリーチって言いたい!」
「親のリーチは魔法の言葉!」
「ポン(チー)しない!これはリーチ手順ですね!」
いずれもMリーグを見ていると毎日のように聞くフレーズです。
Mリーグはトップが偉いポイント配分で、相手のリーチに正確な読みを入れてくるトッププロが相手の舞台。
それに対して、玉の間はとにかくラス回避することが偉いポイント配分。
さらに玉の間で対戦する相手は麻雀プロではありません。棒テン即リー全ツッパで暴れまわって玉の間まで勝ち上がってきた、選りすぐりの攻撃力超特化型雀豪1がそこそこいる修羅場です。
3:データ分析
3-1 リーチ率とかいう謎の指標
「リーチ率」とは、リーチ回数/配牌回数で算出されます。
しかし、一言でリーチと言っても、
・待ちの種類(単騎待ち、カンチャン・ペンチャン待ち、シャンポン待ち、ノベタン、リャンメン待ち、3メンチャン以上の多面待ち、、、)
・リーチ巡目(ダブリーから終局間際まで)
そのアガリ率には大きな差があると言っても過言ではないテンパイ形やリーチ巡目を、全部ひっくるめて「リーチ率」という1つのデータにしているわけです。
とりあえず、「リーチ率」単体でリーチの質の評価が出来るとはあまり思えませんね。
3-2 そのリーチ、アガれるリーチなの?
「リーチ率」と違って、「リーチアガり率」は、リーチの質を評価する指標の1つと言えると思います。アガりですので、局収支は確実に大きいプラスですからね。
雀豪と雀聖の「リーチアガり率」平均の差は約2%。くしくも雀豪と雀聖は50%のラインを境に分かれているようです。さてこの差はどこでついているのか?
3-3 結構シビアな指標「リーチ良型」
統計データの「リーチ良型」を見てみると、雀豪と雀聖の「リーチ良型」平均の差は約3%あり、ここに差がありそうです。
さて「リーチ良型」の定義は、
「リーチ時に自分視点で残り枚数6枚以上」。
はっきり言ってこの条件はかなりシビアです。
カンチャンペンチャンシャンポン単騎は全部アウト。
通常のリャンメンリーチはmax残り枚数8枚ですので、リーチ時に場に3枚出ていたらアウト。亜リャンメン(3345など、雀頭とリャンメンターツがくっついた形)やノベタン(3456など、シュンツと単騎がくっついた形)は、max残り枚数6枚ですので、リーチ時に場に1枚でも出ていたらアウト。
リャンメンリーチだけをかけ続けても「リーチ良型率」は下手すると下がります。巡目が遅いリーチだとなおさら(河に出ている枚数が多いから)。
3-4「リーチ良型率」を上げるために
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