残留思念と残された道
この身に巣食う感情が、想いが、願いが、還る事を望んだ唯一のそれが、終わりを迎えようとしている
何かを言われたからでは無く、
また、本来の自分を愛されなかったからでは無く、
心を痛めたからでも無く、
執着を捨てれたからでも無く、
ただの疲れ、ただただ疲れたからだった。
欲しいなら齧り付け、
必要ならば齧り付け、
信じるならば齧り付け、
これであれたのは、それが本来と思っていた自分だったからであり、
自分を更に遠くから、深い場所から見つめた時、
これは一瞬の歪みのようにも思えた、
私は疲れている。
私は酷く疲れている。
充分に傷つきもしたし、傷付けもした。
もう良いんじゃ無いのか?
もう充分にもがいたのでは無いのか?
…そう思った。
私の安寧はもういい、もう疲れた、
孤独と共にただ一人世界を見つめ続ける事に
何らもう違和感も無くなりつつある。
私を人として繋ぎ止め、様々な記憶と、思い出と共にある感情達は充分ほどに人間のそれを満喫したのでは無いのか、
そう思い始めた時、
私の微かな抵抗とも呼べる心はもう、残留思念としてしか残されていない事に気づき出した。
よく言う手放しだとか、執着を捨てるだとか、
そんな上っ面の人間臭い感覚の話では処理しきれないほどの感覚の波に襲われる自分を、そこから引き剥がしたのは、やはり人間的では無い程の感覚でしかなかった。
その実、捨てろと言われて捨てれるほど、簡単な物では無く、もっと根深いものがあったからなのだろう。
狂人としての魂の形を計り知れない程の時間軸の中に投影した時、
美しき狂人としてのあり方そのものを今世での完結とする、
これはあくまでも僕が凪としてあり続ける事であり
それが私にのこされた唯一の道だったと、
そう思い込む事が出来る…。
成しえなかった私が
いや、なし得ることすら、願うことすら、
凪たる道への、誘いだったと考えた時、
私はこの、残された道を選ぶ事にもう
何の躊躇いも無く…。
それ程に、疲れ、擦り減らし、
苦悩し、そして幾ばくかの満足すらも
この身に宿し、それを選ぶ事を
受け入れさせたのだと感じた。
果たしてこの文は、私の内面を上手く説明できているのだろうか
難解な文面になって無いですか?
大丈夫ですか?
まぁもしそうならば、それはもう仕方ないですね、思考回路はもう普通では無いのでしょう。
文にまとめるとも、もう不可能かとすら思えます。
読んで理解できるなら多分それはその人も狂人たる何かを持ち合わせているのかもしれないですね。
まぁ良いです。
続けましょうか。
過去に肥大していた、多くを占める感情達は今や
残留思念とも呼べる程に、ズタズタに散り散りに、傷つけ、微かな物へと変わっていきました。
わかりますとも、なんせこの身に起きた事ですからね、その違いならば、他でも無い私が重々承知しております。
残された道を私が辿る時、この残留思念達はいづれ本当に跡形も無く消え失せるのか、はたまた大きな波に飲まれ情緒の不安定さが蘇るのか。
わたしにはそれは今は少し分かりかねます。
が、この口調の私は私で心地良く、
心地良い空腹感と、心地良い脱力感と、心地良い疲れと、想い出と、満足感と、実にいくつもの心地よさが残ります。
人はこの状態を何と呼ぶのでしょうね?
もちろん私にはそれも分かりかねます。
少々考えることすら、疲れてしまいましたからね。
果たして私は今誰と話しているのでしょうか、
ただただ思うままにこれを書いています。
このまま眠るなら、このまま逝く事が出来るなら、これは幸せと呼ぶに値するのか、それすらも私には分かりかねます。
しばらくはこのままでいてみるのも良いでしょう。
今後私の身に何が起き、何を感じ、どうなるかすら、もう分かりかねます、
ただ一つ、
ただ一つ言うならば、
この道は現時点では敢えて心が進む事ができそうな残された道であり、それを選ぶさだめだったのか、どうか
それは少し分かりませんが、これならば
断ち切る事も、迷わぬ事も、恐れぬ事も、怒らぬ事も、心から笑わぬ事も、又はいずれのその逆も選ぶとも無く、受け入れれるのでしょう。
そう考えた時、やはり少し人間の人間たるその感情には少し嫉妬だけが残る物ですね。
出来るならもう、このままでいたい、誰も邪魔などしないでいただきたい、
人の周波数で交わりを持たれると、やはり引き戻される事に対する怒りが少し存在はしてしまっているようですね。
そう考えると、どうせまた、私は引き戻されるのでしょう、
あちらとこちらを行ったり来たり、疲れるのもそのはずですね。
あー難儀、難儀難儀な精神です事。
………………………変な文章〜。
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