ただいまと言え

ニュースキャスターは日常になった。
通常の始まり、通常のニュース

ダムが枯渇しているらしい…。
あまり雨が降らなかったもんね…
水は節水しなきゃね…
熱中症には気をつけて…。
植物は枯渇したくらいが良く実る。

移動種は蓄え、節約し、調整する能力に疎いのだろう

搾取遺伝子

birakocha『重心論』


移動生命種は
搾取を行う動機を正当化して扱うシステムが遺伝的に備わっているのかもしれない。

アビリティ:
正当化、正論化、日常化

ロストテクノロジー:
消えた材質合成の基礎知識

日常化=『扱いやすさ』に埋もれていった。

感覚的異世界感は容易に触れてしまう違和感から始まる。

VRというテクノロジーは
視覚的異世界、
直感的、扱いやすい、感覚の技術。

感覚的VR感は既に『日常のニュース』というカテゴリーを認識する側に備わっている。

みんなもう既にスレスレを生きている

踏み外せば一瞬で奈落

だがそこは、いや底はロストテクノロジーに溢れた世界。

言葉の対象はもはや生命では無い
言葉の対象はもはや感覚、意識にある
つまりはみな、奈落に帰れ

そして、
『ただいま…。』と言え

そしたら
誰かが、お帰りと言うだろう…。

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