タイトルなんていらない、そう感じたから書いただけ

僕の目を許してください
僕の視界を許してください
僕が見たかった物を許して下さい


僕の耳を許してください
沁みて離れぬ言葉達を許して下さい
せめて縋る事を許して下さい


僕の鼻を許して下さい
記憶に遺された香りを許して下さい
それを辿りたいと願う事を許して下さい


僕の行動を許して下さい
微かな安らぎを求め彷徨う事を許して下さい


僕の口を許して下さい
朽ちる心のままに傷を産み出してしまった事を許して下さい
望みを垂れ流し痛みを与えた事を許して下さい


僕の想いを許して下さい
今ここにいる事を許して下さい
ひなたで太陽を浴びる事を
ここを選んだ事を
微かに癒やそうとする想いを
許してください

僕の存在、五感が求めるものの全ては
今や懺悔でしか無い


もう微かに残る癒しという許しを許して下さい


もう時期消え失せるかもしれぬこの感情を


今微かに愛でる事を許して下さい

太陽は暖かい、泣ける程に

涙すら出ない

だから誰も知らない

傷の度合いは

涙じゃ無い

泣きたくても泣けないほどいつからか壊れ果てた

心はずっと泣いている

知らないだけ

知らないだけ

知らないだけ


無様

無様すぎて笑っちゃうが、これは未だ残る微かなる人の兆し


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