2021東京大学入試(前期) 理系数学 概評

大問6つ、制限時間:150分

【出題内容】

第一問 分野:二次関数、領域

第二問 分野:複素数、複素数平面

第三問 分野:積分

第四問 分野:整数、証明

第五問 分野:微分

第六問 分野:関数、証明

【難易度】

第一問、第三問、第五問:やや簡単

第二問、第六問:標準

第四問:やや難しい

【合格ライン(予想)】

第一問、第二問、第三問、第五問、第六問から3つ完答 or 2つ完答+他3問で部分点が最低ライン、と予想

【当日の戦略】

定積分の計算ができれば完答できそうな第三問、微分と関数の増減を調べるという回答方針が立てやすい第五問から手を付けたい

その2つを片付けた上で、第一問もしくは第二問に手を付けたい。どちらかというと第一問の方が簡単でそちらに手を付けるべき。第二問は、(2)で手が止まる可能性もあるので、その場合は(2)は諦めよう

第六問は(1)の部分点だけでもOK

第四問は整数ということで、後回しにした方がいい(東大理系数学の整数に関する問題は、理三受験生以外はほぼ差がつかない問題のことが多い)

【概評】

問題の難易度は標準的。意外に差がつかないセットかもしれない。逆に言うと点数を落とせない試験で、当日躓いてしまうと試験全体の結果が厳しくなると思われる


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