スナイダーカットはエヴァンゲリオンである
この記事はジャスティスリーグ:スナイダーカットと新世紀エヴァンゲリオンのネタバレを含みます。ご注意ください。
序・破・急の三幕構成で書いています。笑。
序:連想〜連環
スナイダーカットで重要なアイテムの一つ、SONYのウォークマン。
SONYのウォークマンといえばSDAT。
SDATといえば碇シンジ君。
碇シンジ君といえばエヴァ。
エヴァといえば人類補完計画。
人類補完計画といえば「一つになりましょう(Unity)そしたら苦しみがなくなるわ」
Unityといえばスナイダーカットでヴィランが目指したもの。
破:対称性
ヴィクターはSONYのウォークマンの録音を通じて父の声を訊く。
碇シンジ君はSDATの中に父の面影や絆を探す。
実はスナイダーカットのクライマックスでヴィクターが精神世界でマザーボックスと戦う部分の台詞は、エヴァンゲリオン旧劇場版のクライマックスで碇シンジが人類補完計画に誘惑されつつも拒否する場面と非常に似ている。
以下はヴィクターの台詞とシンジ君の台詞を混ぜこぜで表記しているが、全部ヴィクターの台詞だよと言われても信じてしまうレベルである。
「いやだ!僕はみんなが別々の存在の世界がいい」
「僕はこれでいいんだ」
「別々になっても寂しくなんかない!」
「だから僕はここに居てもいいんだ!」
「さあスーパーマンこれを分解するの手伝って!」
「父さん、母さん、ありがとう、さようなら」
そこから導かれる推論。
あれ、サイボーグって碇シンジ君だったんじゃね?笑
ヴィクターは父親が試合を観に来てくれないだけで泣き出したり
「父さんが試合に来てくれてたら母さんは死なずに済んだんだ!」とか
態度や発言が中学生みたいなのよ。笑
米国の大学生で、
しかもスポーツ万能・成績優秀
さらにハッキングをしちゃうくらいアタマが良い。
という人物にしては言動が未熟すぎないだろうか。
パラデーモンが荒らした部屋を見て、最初はヴィクターの仕業と思ったサイラスが
「はぁ、、、ヴィクター、、、」
って言うところとか、14歳の男子を育てる親の台詞ですぜ。笑
急:考察と結論
ちょっとネタに走ってしまったが、閑話休題して。
マザーボックス内の戦闘場面は真面目に考えて
意味合い的にはエヴァと全く同じである。
「あなたは不完全だからここで一緒にいましょう」
(事故に遭う前の五体満足のヴィクターが両親とニコニコしている)
という呼びかけに対して
「僕は壊れてない」(不完全でも良い)
「僕は一人なんかじゃない!」(不完全な他人と適切な距離をとって暮らす世界を選ぶ)
と表明するのは、まさしくエヴァンゲリオン最終回(旧劇)でしょ。
もしかしたらザックはエヴァを視聴済みで
エヴァでSDATが父と子をつなぐ重要アイテムであるだけでなく
エヴァでSDATは世界のループを示唆するアイテムでもあると知っていたのかも???
でないと現代が舞台なのに、
あえて磁気テープレコーダーを使ってる演出意図が見いだせない!
まあ正直、
「壊した後に元に戻すのが見た目でわかりやすい」とか、
(ザックはメカが壊れる描写大好きなんで;ウォッチメンの時計とか顕著)
または「原作へのリファレンス」の可能性の方が高いだろうな(私はコミック未読なので分からないです)とは思いますが。笑
了。
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