自分が何故ホラーやびっくり演出が苦手なのかを考える話

私はホラー系やびっくり演出が苦手です。どれくらいかと言うと、何も知らずに友達と一緒に見に行った映画が実はホラーだったら、その場で退場するくらいにはキツイです。

じゃあ具体的に何が嫌で、どれくらい苦手なのかというのを自分でも詳しく分析してみたいと思います。

1.グロテスクなのが苦手

思い当たる節があるのは、子供の頃にテレビで見てしまった「エイリアン」や「バイオハザード」あたりの洋画です。特にバイオハザードで通路に閉じ込められてレーザーでバラバラになるシーンとかですかね。今でも見るのはキツイです。

逆にリアル系グロでなければある程度は大丈夫です。ゲームのバイオハザード4などはゆっくり実況動画などで楽しめましたし、ダンガンロンパのようなポップ系のものなら平気です。まあ喜んで見たいものでは無いんですけど・・・。方向性はちょっと違いますが、ゲームでキツかったのはカオスチャイルドでした。グロテスクというか、あまりにもショッキングなシーンで体調を崩しました。風呂に入っているときに貧血で倒れそうになりました。危ない。でもカオスチャイルドも途中でプレイをやめる程ではありませんでした。倒れかけはしたものの面白かったので最後までプレイできました。

2.びっくりさせられるのが不快

これはハッキリ記憶してて、トラウマとなってるのはおもしろフラッシュ倉庫です。シンプルな間違い探しのゲームだったのですが、最後の間違いをクリックすると爆音の叫び声と共に狂人の怖い顔がドアップで表示されるみたいな・・・。一応びっくり注意の表記が付いてたような気がしますが、見逃してしまいました。中学生の頃に友達と一緒に遊んでみて、ビビりすぎてひっくり返りそうになった記憶があります。ほんま許せん。

それ以来、びっくりさせられることの良さというものが全く理解できません。びっくりさせられるのって皆さん不愉快ではないんですかね?純粋にびっくりすること自体も嫌なんですけど、それに加えて「これやったら見た人びっくりするやろうな」みたいなオタクのニチャつきが浮かんでしまいますし、ホラーびっくり系を勧めてくるオタクもみんなニチャついてると思ってしまいます。どんなにその作品が面白いんだとしても「こいつがビビってるとこ見てえ~~~」という思いが欠片も無いと言えるんか?(反語)という気持ちになってしまうので、どうしても無理なんですね。びっくり演出を悪意としてしか受け取れません。

こう分析してみると、恐らくホラーでも小説であれば耐えられると思われます。びっくりさせられるのってあくまで映像での演出が原因だと思うので。例えば小説でも見開きページで突然ドアップの狂った女の顔の挿絵とかが入ったら無理なんでしょうね。びっくりするし。文章だけなら多分大丈夫だと思います。後述する理由もあるので積極的に読みたいかと言われるとそうじゃないんですけど。

ゲームで言うと魔女の家がかなりキツかったです。友達から「びっくりポイントは最初の2つくらいしか無いから大丈夫」と言われてプレイしました。確か4つ目くらいの“アトラクション”でギブアップした気がします。あとから頑張って実況付きの動画で履修したんですけど、全部びっくりポイントじゃねえかとキレ散らかしましたね。実況動画で見ても結構キツくて、ストレスでお腹を壊しながら見ました。ストーリーはかなり好きな方です。小説も読みました。

3.びっくりさせられそうな雰囲気で既に無理

これを説明するのに便利なのはフリーゲームの青鬼です。有名なゲームなので皆さんご存知かと思いますが、極端な話「絶対に出現しない青鬼」というゲームがあっても自分は遊べないと思います。というかもうツクール製のゲーム画面がちょっと恐いもん、なんか出てきそうで。同じくツクール製のゲームであるゆめにっきは自分も好きなゲームですけど、1人でプレイするのは結構体力を使います。ゆめにっき自体にびっくり要素は片手で数えるくらいしか無いんですが、何か起こりそうな雰囲気が出てるだけでキツイんですね。

この「びっくりさせられそうな雰囲気」を強める要因として“ランダム性”というものがあると思います。青鬼の出現位置はランダムとなっていて、ゲームをプレイする度に変化します。そうなるともう全ての場所から出てくるんじゃないかという恐怖が付きまとうわけですね。まあそれがゲームとしての狙いなんですけど・・・。私としては常にストレスを溜めながらプレイすることになるので、全く楽しくないという結果になります。

同じことが言えるゲームがDoki Doki Literature Club! (DDLC)です。これも良いゲームだとは思うので内容は話しませんが、私のような人間には厳しいゲームです。6割くらいは自分でプレイしましたが、最終的に画面をクリックできなくなり、断念しました。いやもうね、ダメなんですよ。クリックしたらびっくりさせられるかもしれないじゃないですか。じゃあクリックしなければ良くない?ゲームは面白いのにビックリさせられる度にこのゲームのことが嫌いになっていくので中断しました。DDLCも最終的には動画で見ました。面白いゲームなのは間違いないです。ああいう演出が無ければ私も最後までプレイしてたと思います。

このびっくりさせられそうな雰囲気が苦手というのは厄介で、Undertaleとかも一部怖かったですし、Oneshotとかもちょっと怖かったです。Oneshotなんて全くそういうゲームじゃないんですけどね。もうツクール製のゲーム全部ダメか?Oneshotは素晴らしいゲームなので全人類やって下さい。

4.夢に出てくる

これは私の場合ちょっと特殊ですが、体質上の問題でめちゃめちゃ夢を見るんですよね。普通の人が年間100本くらい夢見てたりするのかな?分からないですが、私の場合年間1000本くらいは見てます。1日3本ペースで見てるので。つまり怖い夢を見る確率がザックリ一般人の10倍はあるということです。怖い夢ってめちゃめちゃ怖いんですよ。飛び起きた時は心臓バクバクいってますし、冷や汗かきまくりです。臨場感とリアル感がとんでもないんです。夢の内容は現実で見た光景や記憶に引っ張られる傾向があるので、自ら怖い夢を見る確率を上げたくないというのも大きな理由だと思います。

5.お気持ち総括

ホラーやびっくり系を楽しめる人間の「大丈夫」を絶対に信じないことが重要です。ホラーびっくりを楽しめる人間と楽しめない人間は別の種族なんです。お互いの「大丈夫」のラインが一致することは無いと思っています。自分が全く楽しめない種族だと自覚できる場合は、そんなに怖くないし面白いから見ろと勧められても断固として拒否しましょう。

ホラーやびっくり系が苦手なことを「ビビリすぎ」とか「男のくせに」みたいな感じで揶揄されることもあるんですが、気にするなという感じですね。ホラーゲームを実況してビビっている様子を提供することがエンターテイメントになるのはその通りだと思いますし、結局やるかやらないかは本人次第なので、そのあたりは好きにやればいいと思います。私はやりませんけども。

「〇〇は面白いのに勿体ない」とかっていうのもあると思いますし、作品を勧めてくれる友達は基本善意でやってくれてるのは理解できるんですけど、無理なもんは無理なんで、申し訳ないという感じです。

以上、こうやって考えてみるとダメな範囲広いな・・・という記事でした。

身の回りにホラーやびっくり系ダメな人が居たらこの記事を思い出してくれると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?