イヤホン選びのススメ

イヤホンのオタクを嗜んでいると、よくオススメを聞かれます。

予算や好みをヒアリングしていくつか勧めることは出来ますが、耳の形は人それぞれなので、やはり自分で試聴して選ぶのが一番だと思っています。

そこで、自分が試聴するときに押さえているポイントなどを参考までにまとめます。

1.試聴する店

○ eイヤホン(東京・大阪・名古屋)
低価格帯から高級機までとにかく品揃えが多く、ほぼ全てのイヤホンを店員の許可なく自由に試聴できます。イヤホン選びの環境としてはベストです。

○ヨドバシカメラなど家電量販店
そこそこ規模の大きな電気屋さんならイヤホンコーナーがあるはずです。
しかし高級機はショーケースの中のことが多いので、開けてもらう手間があります。試聴中は店員がつきっきりになるのも申し訳なく、のびのび試聴できる環境とは言い難いです。

○各種ポータブルオーディオのイベント
ポタフェスポタ研ヘッドフォン祭りなど、各種イベントでは新作から開発機まで様々なイヤホンを試聴できます。イヤホンオタクじゃなくても気軽に行って適当に試聴するだけで楽しいです。混みますけど

2.曲を用意しよう

重視するのはやはり、自分の好きな曲・ジャンルです。
しかし、そこからさらに条件を絞ることで自分に一番合うイヤホンが見つけられます。

○気持ちよすぎる曲、好きすぎる曲は避けよう
好きすぎて全てのイヤホンが良く聴こえます。危険

○出来る限り色々なジャンルの曲を用意しよう
女性ボーカル、男性ボーカル、バンド、打ち込み、インスト、クラシック、ジャズなどなど・・・自分が聴く中でもいろいろなジャンルから1つずつ選ぶと良いです。全て満遍なく良く聴こえるものが見つかるとベストですね。

○高域の刺さりを確認する
女性ボーカルのサ行やシンバルの音などが、高音域に特化したイヤホンだと刺激が強すぎてうるさく感じることがあります。ビリビリと耳が痛むような、この刺激を『刺さるような高域』と表現することが多いです。
鋭い高域が含まれる曲を用意し、自分が許容できるかを確認しましょう。

例)


○ベースが目立つ曲で低域を確認する
このあたりからは好みです。様々な楽器に特徴のある曲を聴いておくと安心です。

例)

3.イヤホンを買った後

イヤーピースやケーブルを変えることで、音の傾向をある程度調整することが出来ます。
特におすすめなのがイヤーピース。費用対効果が抜群に良いです。
選ぶときは買ったイヤホンに付けられるものか確認しましょう。前述の店で直接イヤーピースを試着できるところもあります。

4.グレードアップアイテム

今の時代スマホで音楽を聴く人が多いと思いますが、イヤホンジャックに直挿しだったり、逆にジャックが非搭載でワイヤレスしか選べないという方もいるのではないでしょうか。
スマホ直挿しはPCゲームでいうオンボードでPUBGをプレイしてるような感じなので、せっかくならグラボも買ってみましょう。

○DAC・アンプを買う
DACとはデジタルの音楽データをイヤホンへ送るための電気信号に変換する部分です。グラボのオーディオ版ですね。通常のPCやスマホにも搭載されていますが、最低限の機能を確保しただけで、音楽鑑賞に特化したものではありません。外付けのDACを買うことでイヤホンの力を十二分に発揮できます。

○Bluetoothレシーバーを買う
前述のDACにBluetooth受信機能が付いたものです。スマホにジャックが無い人や、直挿しが煩わしい人にオススメです。
通信規格に注意しましょう。AndroidであればAptX、LDACなどが高音質と言われています。🍎の人はAACという独自規格しかありません。レシーバーが対応しているか確認しましょう。

5.最後に

人によってはなかなか試聴する機会が無いこともあるでしょう。時には試聴無しで高級イヤホンをドンと買う男気も大切かもしれません。そのまま沼に落ちろ。

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