【詩】Anti: χ

どうせ
わたしにきれいに喘げと言うんだろう
さくらといちょうの屍を踏み荒らして
繰り返す様はDNAだ
思わせぶり
大罪リストに入れておこう
執着の苗床と化した
塩分濃度数パーセントの雨が降る
それでも好き
だった
刹那
荊を剣が薙ぐ
すきって
そういうことだったんだ

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