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2023年、特に好きだったオモコロ特集

Web記事って一度世に出るとすぐに情報の渦に流されてしまいがちなので、一度立ち止まって、特に好きだったものを振り返ってみたいと思います。
オモコロ特集を新着順にして一年分振り返りながら「これ良かったなー」と
しみじみ見る作業、楽しいので皆さんも是非やってください。

ランキングとかにすると、おこがましすぎるので、記事が世に出た順番で紹介します。
※見出しのライター名敬称略

【初出し情報満載】今話題のオモコロライターに直撃インタビュー!(彩雲)

https://omocoro.jp/kiji/369570/

「人気新人ライター”彩雲さん”にインタビューする」という記事。
全編に強い怒りのような何かを感じる。こういうものを見ると自分のやっていることが全て陳腐に思えてしまい恐ろしい。「子供が使うフォークだ……」「子供が使うような……」

【徹底検証】AC/DCは本当にタイトルを叫んでいるのか?(オグラホロ)

https://omocoro.jp/kiji/378502/

タイトルの通り、ロックバンドAC/DCはサビでタイトルを叫んでるだけなのかを丁寧に検証した記事。記事構成も画像づくりもスタイリッシュでかっこいい。こういう狭い範囲を一人で黙々と掘る記事をオモコロでもっと読みたい。自分も書きたい。

JFA公認キッズリーダーが初心者にサッカーを教える日(オケモト)

https://omocoro.jp/kiji/391388/

オモコロ編集部/ライターに錦糸町かどっかでサッカーを教える記事。俺は運動神経最悪で体育が大嫌いだったのだけど、サッカーは好きでボールは蹴ってみたい欲を抱えているので、運動音痴を22人集めてサッカーやるのが夢なんです。これがその夢に一歩近づく記事だった気がする。オモコロ合宿でグダグダボロボロの11vs11やりたい。

想像神話・異聞 クク・テトゥ(Kuku-Textu)(リックェ)

https://omocoro.jp/kiji/401303/

キタ――(゚∀゚)――!! まさか2023年にティカ・テトゥの新作が読めるとは!!首都圏在住者が大興奮する記事。「その先はフィグシ・ニ・フォンの加護の及ばない土地だ」とか考えるのめっちゃ楽しそう。神話フォーマットへの馴染ませ方がうますぎてすごい。ダァシエリエス ダァシエリエス

どうしよう。ぼったくりバーに来てしまったかもしれん(城戸)

https://omocoro.jp/kiji/402966/

このシリーズ好きすぎる。2chノリと、まとめサイト的装飾を高いデッサン力で描きつつ、ストーリーテリングも練られていて、かなり高度なことをしている。首までどっぷりインターネットに浸かっていないと出せない凄みがある。あと10年やってほしい。

ひらかたにおいでよ!(金輪財 雑魚)

https://omocoro.jp/kiji/384776/

雑魚お嬢様の地元、枚方市を紹介する記事(ということでいいのだろうか)。ダラダラ読んでたら終盤から隠しページの流れで、不意にエモーショナルさにぶん殴られた。上京した時のこととかいろいろ思い出しちゃった。あとかまどさんの顔力(かおぢから)最高。

ザ・ビンゴ(彩雲)

https://omocoro.jp/kiji/418181/

彩雲さん2個目だ。画像が全部いい。これについて俺は語る言葉を持たないのでそれしか言えない。画像ギャラリーも最高。

【AA】アスキーアートクイズ選手権 オモコロ場所【おぼえていますか】(寺悠迅)

https://omocoro.jp/kiji/421056/

すごい!!「ランキングはつけない」とか言いながら、これ個人的に今年ベスト!!作問難易度の絶妙さといい、企画を成り立たせるだけの回答者のインターネット力といい、いろんなものが完璧にハマっている。アーカイブ性も高い記事っていいよね。AAの話題になったら、この先ずっと参照される記事。個人的には「南冲尋定」と「佐藤裕也(`ェ´)ピャー」は完全に分かったけどそれ以外は散々でした。精進します。

Silly / Torrid(梨)

https://omocoro.jp/kiji/422591/

梨さんは新しい表現を常に模索しながら、それがことごとく成功していてすごい。この記事の話から外れてしまうけど、ここ10年以上ずっと君臨していた「田舎の●●様が襲い来る」系の民俗学ホラーが急速に陳腐化し始めたのがここ1~2年の印象で、最後に『近畿地方』という特大花火が上がり、みんなが「次に怖いもの」を必死に探してるなかで、梨さんが次の時代の決定的な方向性を作っていくような気がしている。

運に任せて散策しよう!超小規模ダーツの旅【江東区編】

https://omocoro.jp/kiji/423486/

東京の東側民としては地元すぎて楽しい記事、というのもあるけど、記事フォーマットでの(こういう言い方していいのかわからないけど)ライティング技術が光りまくっていて「記事うまっ」と読みながら連呼した。街を知ってる分、俺は江東区でこの疾走感は出せない。

本探しのプロ「図書館司書」の力で、子どもの頃の本棚を再現する(岡田悠)

https://omocoro.jp/kiji/421569/3/

この記事もめっちゃ良かったなぁ。プロがプロの技術で無双する様子を見れるのは痛快だし、それを内包する企画もあったかくて何回も読み直したくなる記事(何回も読み直した)。「性的な描写の多発する三国志」は絶対北方謙三だろ!と思ってたら案の定、北方謙三だった。呂布はマザコンだし曹丕は笑えないドSだし張飛の奥さんはモモの内側まで陰毛が生えてるぞ!


以上です。
もっと紹介したい記事はいっぱいあったんですがあと年越しまで40分くらいなのでここまでにします。

見返してたら、自分が今更紹介するのもおこがましい凄い人ばっかりで恥ずかしくなってきた。みんな既に読んでると思うけどお正月にもう一回読もう!!

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