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2024年2月19日 月曜日

紹介状を持って公共交通機関を使って、少し遠くの病院まで。
通勤ラッシュ。隣に名前を思い出せない知っている人がいた。やっと思い出したと思った関係性は、別の知っている人だった。声をかけずに降りた。


病院に向かうバスの車窓から白梅が何本か見えた。見に行こうとして梅を見に行けていない、と思った。


同姓同名の人がいるとは聞いていた。受付で、名古屋市〇〇区に住んだことはありますか、と聞かれた。それが母の在所のある場所で混乱する。しかしさすがにそこまでさかのぼることはないだろう、と思い至り、旧姓を言うように言われていたのですが、と旧姓を名乗る。私と同姓同名、同じ生年月日の人は、母の在所のある地区に住んでいるらしいことがわかった。不思議な縁。在所、とは名古屋弁で実家のこと。
私と同じ名前の人の用紙だと思われるものが、カウンターの向こうで半分に折られるのが見えた。


最新式の病院では、端末を渡されて首からかけた。次に行く場所がそこに出る。眼科受付、眼科の検査、診察、と進む。
病院内で怒っている人がいた。どがつくほどの正論ではあったけれど、そこまで怒る内容ではなかった。自分が大事にされていないと感じたのだな、と思った。


診察で、3日間連続で通院するか、前日だけ通院して1泊入院するか聞かれた。迷った。近くもない。甘えて入院することにした。同意書等に記入する。
血液検査、心電図、胸部レントゲン、会計も端末に従って済ませた。


休みだった妹と待ち合わせ。

娘からプレゼントしてもらっていたドリンクチケットをやっと使えた。
検査したことと入院日を家族グループにLINEした。家族が昼休みに見るかもしれない、と思った。
夫から、わかりました、と返信がきた。
わかりました。
いかにも夫で想定内だけれど、妹といたので愚痴りたくなり、妹に教えた。甘え上手な妹が夫の反応に驚いていた。

そのまま妹に待っていてもらい、入院の説明を受けた。

妹は、高速に乗って、実家に顔を出して、私を家まで送ってくれるという。甘えることにした。私のETCカードを使ってもらおうとしたら、期限切れだった。
おいしいと評判で行ったことのないパティスリーに行く。そのあとで私は先に帰るつもりだった。生菓子は売り切れで、切り分けるタイプの焼き菓子を買った。自宅にも買って、ほんの少しだけ妹にも渡した。実家に一緒に行くしかなくなったね、と妹が笑った。妹はこういうときの声掛けがうまいと思う。結局実家まで着いていき、切り分けて一緒に食べた。想像以上においしかった。気分が悪くなる両親の言葉もあったけれど、お菓子はおいしかった。
気になっていたそのお店について調べたら、オープンして10年たっていた。10年もそのままにしていた自分に驚いた。もうすぐ遠くに移転するそうだ。駐車場がないに等しいことを理由に足を運ばなかったことを悔やんだ。
お菓子の写真も撮り損ねた。

お気持ち嬉しいです。ありがとうございます。