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サイアミーズフライングフォックスの最期

飼っていたサイアミーズフライングフォックスが死んだ。

急激に様子がおかしくなり、その後は数日持たずに命が尽きた。

調べたところ「松かさ病」だったようで、見た目からして異様な様子になってしまい、可哀そうだった。

実際、GEXのサイトにはこんなふうに書かれていた。

松かさ病は、松ぼっくりのようにうろこが逆立つ病気です。「エロモナス ハイドルフィア(Aeromonas hydrophila)」という細菌が感染して起きることが多いと言われますが、はっきりとした特定原因は解明されておりません。末期で重症化した魚は症状が出てから短期間で死んでしまい、症状の見た目の痛々しさと、魚の明らかな衰弱の様子から大変恐れられている病気です。

症状的にまず間違いなくこの病気だったんだろう。

全身のうろこが完全に逆立った(開く)症状はすでに末期で重症化している可能性が高く、体表各所で内出血が起こり、腸管の炎症や腹水の貯留なども起きていることが多い状態です。重症化している松かさ病はすでに死の間際という状態ですので、ここからの治療は困難です。よって、初期のうちに対策することが大切です。

本当に、鱗の逆立ちの異様さ、内出血で赤く浮き上がった血管は痛々しかった。

そうか、あのとき、気づいたときにはもう死の間際だったのか。

水質の問題…
正直、最近は水替えのペースが落ちることがよくあった。

とはいえ、2週間に一度は変えていたし、ろ過もしていたのだが。

件のサイアミーズフライングフォックスはコロナ前に買って、今年で五年目の個体だった。

2匹買ったうちの1匹はすぐに召されたから、よく生きたほうかもしれない。

寿命と言うには壮絶な最期だった。

生き物を飼う難しさを改めて知った。

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