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『USJと実家を巡る旅』 #9 [5/6 13:00 - 17:00] アトラクション

再入場。そしてロックンロールショー

ジェットコースターを乗り終えて、駐車場で昼食&一休みして、13:00ごろにパークに再入場した。

タイミングよく、ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショーの開幕時間が近づいていた。
僕はロックが好きだ。ロックンロールショーと言われては、興味がないわけがない。
座って観れるし、体力温存のためにもちょうどいいと思い、入場することにした。

開演まで間もない時間に入場したが、まだ座席は空いていた。
入り口から奥の上座側の席に余裕があった。移動して座席を確保した。

開演時間が迫ってくると、それに合わせるようにお客さんが増えて、どんどん席が埋まっていった。

お化けやモンスターたちのショーなので、館内は薄暗く、ステージ上は不気味な雰囲気。
怖いものが得意ではない息子は、目を伏せてステージを見ないようにしていた。
ショー自体は明るいはずだから、楽しんでもらえると思うんだけど。

ショーが始まった。
最初にリーダー的なモンスターが登場した。
お客さんを煽ったり、コールアンドレスポンスをしてコミュニケーションを取ったり。
全体をまとめるMCのようだ。その後のストーリーもこのモンスターを中心に進んでいった。

ドラキュラや狼男などのモンスターたちが順々に登場して、全員揃ったら本格的にショーが始まった。
歌って踊ってのミュージカルのような感じだった。
僕は楽器の生演奏が聞けるのかと内心期待していた。
けれど、楽器といえばフランケンシュタインのエアギターだけだった。まあ仕方ないか。
曲は有名なものが多く、中でもKISSの曲が多かったように思う。
僕はミュージカル的なショーを見たことが無かったので楽しめた。
歌も上手くてダンスも良い。明るくアメリカンで楽しかった。
ライブはやっぱり良い。

さて、怖がりの息子はというと、終始ステージを見ないようにしていた。
やつめ、徹底してやがる。
こんなに明るくアメリカンな雰囲気でも、お化けが出ちゃったらダメなのか。家族とはいえ、まだ知らないことが意外に多い。

ジョーズ

次にジョーズのアトラクションに向かった。待ち時間は50分。
映画ジョーズといえば、僕が子供の頃に大流行したことを覚えている。
このアトラクションでは船に乗って移動する。実際に浮いているわけではないが、水の上を移動する乗り物なので、乗船した気分が味わえそうだ。

順番がまわってきて、ちょうど船に乗る頃に雨が降ってきた。
さらに僕の座席は一番左端。どう考えても濡れる。
まあいい、自らが水から家族を守ってやろうじゃないか。

アトラクションはストーリー仕立てで、船頭のお姉さんの演技が光る。
倉庫に逃げ込んだり救援の要請をしたり。
もはや戦うしかない!と、巨大ザメにショットガンを打ち込んだり。
と思ったら誤ってガスの設備に被弾させて炎上させたり。(このときの熱波はなかなかだった)
もはや船頭のお姉さん無双である。

さらに進んでいくと巨大ザメがちょうど僕の左側に現れた!
そして水しぶきで濡れた

最終的には巨大ザメを撃退するのだが、そのときの沈んでいくサメの姿は哀れだった。

ボートは無事、船着場に到着し、アトラクションは終了。
船頭のお姉さんの演技がなかなか良かった。
このアトラクションの醍醐味は演技なのかもしれない。

最初で最後のスパイダーマン

ジョーズの後は、スパイファミリーのイベントへ向かった。
目的地はスパイダーマンのアトラクションの隣のようだった。

スパイダーマンの建物が見えたので、一応待ち時間をチェックすると、なんと10分。

これはチャンス

迷うことなく入場した。アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3Dへレッツゴー。

待ち時間10分というだけあって、アトラクションにはあっという間に乗れた。

スパイダーマンは3Dグラスに3Dの映像が投影されるライドアトラクションである。
ライド中には風や水飛沫が飛んできたりもした。
僕らの乗り物が敵に襲われて、落下したり上昇したり、スパイダーマンと一緒に高速移動したりと結構激しい。
なかなか面白かった。待ち時間短く乗れたのはラッキーだった。

僕らがUSJを楽しんだGWから約二週間後、スパイダーマンのアトラクションの終了がアナウンスされた。2024年1月をもって終了とのことだ。
USJがオープンした当時から活躍したこのアトラクションは、20年の時を経て終了を迎える。
実際に乗ってみて感じたのは、20年前のものとは思えないクオリティということ。

ただ、利用するお客さんが減少しているのは間違いなかった。
それはアトラクションの待ち時間からも、ショップが閑散としていることからも明らかだった。
これでは終了するのも仕方ないだろう。
終了がアナウンスされてからは、皮肉にもお客さんの数が増えて、一時間以上の待ち時間になっているようだ。

僕らは運良くサクッと乗れたし、今回を逃したら乗ることはなかっただろうから、乗っておいて本当に良かったと思う。

スパイファミリーシークレットミッション

スパイファミリーシークレットミッションはスパイダーマンの隣の建物に受付があった。
これは謎解きのイベントで、渡された資料の暗号を解いていくもの。
暗号を解くためのヒントはパーク内に散らばっている。
それゆえに移動がまあ大変である。

序盤から終盤の手前にかけては順調にクリアしていった。
しかし、移動の大変なこのミッション。
子供達は体力が続かず、ばててしまった。
子供たちは休ませて、その後は妻と二人で謎を解くことにした。

ああ、移動がめんどくさい…進めるごとに謎の難易度も上がっていき、時間が惜しい僕らとしては非常に悩ましかった。

どうにか進めていき、謎解きも終盤。
最後の方のミッションには、アイテムを持っているキャストにキーワードを伝える必要があった。また移動だ。
疲れた足でアイテムを持っているキャストにたどり着き、キーワードを伝え、アイテムをもらった。

アイテムをもらったはいいが、このアイテムを使って出てきた新たな暗号がよく分からなかった。
新しいワードが出てきたのだが、そのワードの意味がわからない。
これは原作に出てくる特殊なワード?
進めなくなってしまったので、アイテムを配っていたキャストにワードの意味について質問したが、それは言えないとのこと。う〜ん。

謎解きの冊子にはコインを削るとヒントの出る箇所があった。
こういったものはなるべく頼りたく無かったが、やむを得ずコインで削ってヒントを出し、それを読んだ。
しかしよくわからない…
ワードの意味が分からないからか、ヒントもよくわからない。
大人二人がかりで四苦八苦して、どうにかそれらしい合言葉が出てきた。おそらくこれが答えで合ってるだろう。
なるほどそういうことか!という納得感や爽快感がなく、謎が解けてもすっきりしなかった。この最終問題はイマイチでは。

受付の場所に戻り、合言葉を伝える。
そうするとスパイファイミリーのショーの開催時間を教えてもらえた。これがクリアのご褒美なのか。

って、あれ?
ここに来る道の途中で「ショーがありますよ」と呼び込みをやってたんだけど…
ミッションをクリアしなくても見れたのか?
すっきりしないことが連続して、僕らにとってこのイベントはちょっとイマイチな思い出になった。

この時点で16:00を迎えていた。
子どもたちは疲れて休憩中。しかもこれから東京に向かって帰らないといけない。
時間の都合もあり、残念だがショーは諦めた。

一日で全部を楽しみ切るのは、やっぱり無理のようだ。
開場前に来て、ジュラシックワールドのエリアなんてまったく行ってないのにもう夕方なのだから。

僕と妻は急いで子どもたちを迎えに行った。


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